-千国大河では成長する剣を投稿させていただいていました。
色々間に合わなくて最終期の投稿ができなかったのですが、アフター投稿だと次世代の投稿ができないとのことなので
千国公式関連のタグなしのIFという形での投稿になります。
---遠い昔、今よりもっと酷い時代のお話です。
戦争がありました。兵士も罪人も国民も、動物も植物もみんなみんな死にました。
死んで、死んで、死んで、たくさん死んで、天国にも地獄にも順番待ちができるくらい、たくさん死にました。
どこにもいけない魂たちは、その土地に留まるしかできませんでした。
苦しくて痛くて、でもどこにもいけないので、怒ったり泣いたりして過ごしていました。
ひとしきり嘆いた魂たちは、いつしか生きている者を呪うようになりました。
殺してやる、殺してやる。
死んだ理由もなにもかも忘れて、魂たちは感情だけにしがみついて、日々呪いを吐き出し続けました。
殺してやる、殺してやる。
生きているもの全てが憎い。何故我々はこんなに苦しい思いをしないといけないのか。
生きているものが羨ましい。
ある日その様子を見ていた悪魔は、魂たちの元に訪れてこう言いました。
「そんなにも憎くて辛いのならば、ひとつ、取引をしませんか」
悪魔は魂を集めて、ひとつの石に封じ込めました。
悪魔はそれを剣に収めて、役割を与えました。
「たくさんの命を吸い取り強くなれば、お前達の本当の願いはかなえられるでしょう。」
「それと、仮初の名前を与えましょう。アンバーディニア、そう名乗りなさい。」
魂たちは混ざり合い、鉄の体を得てひとつの人格が宿りました。
◆◇◆◇
子孫投稿ができない特殊なキャラクターでしたが、様々な方と絆を結ばせて頂きました。
いちこ様、日向ひじき様、ハクナギ様、茄子るも様、お義父様、
期限外の投稿になってしまいましたが、皆様のご協力のお陰で最後まで描く事ができました。
良縁に恵まれとても楽しい企画でした。本当にありがとうございました！！！
2016-02-06 10:08:52 +0000