零度の聲(創作BL)

桃プラナ

ーーーーーソイツの声は、零度で焼くような熱さと、ガラスのように歪んで透ける透明度を持ったものだった。

ーーーーーその聲は、俺の求めた情景を、チカチカと目蓋に焼いた。

ーーーーーアイツの瞳(め)は、そんな俺の考えを見透かすように水氷のような冷たい色で俺を見ていた。

ーーーーーゾクリ、という感覚とともに、モノにしてやりたいと思った。

#original#original bl

2016-02-05 19:48:46 +0000