最終更新日:2016/03/10 ※次世代へのリンクを追加
■企画:天と地の世界樹(illust/54032140)
名前:Sis(シス)
年齢:120歳 / 性別:女性 / 所属:天の民 / 種族:テソロ・プロ(※後述)
一人称:私 / 二人称:貴方(貴女)/ 口調:だ・である調。言葉が硬く、言い切ることが多い。
宿している宝石:バイカラーアメジスト / 核の位置:のどの下、鎖骨の間
ポイント:天10/地0
■2/8素敵なご縁を頂きました!ヽ(´▽`)/
同じ天の民で煌めく星の翼を持つ素敵な女性のヤコさん!(illust/55018880)
星の瞬く静かな夜に、彼女は初めてそれを見た。きらり、きらりと揺れる星屑の提灯。
自らの宝石とは異なる輝きをもつそれに興味を持ち、彼女は提灯を作っている職人を訪ねた。
真剣な表情で提灯を作る彼女は…自らが作り出した提灯と同じ、星の翼をもつ女性だった。
「綺麗な提灯…自分の羽を使っているのか。少し…作業を見ていてもいい?」
「あくせく働かずとも、生活に困らない程度作って売ればいいのでは?…途絶えさせたく……あぁそうか。興味を持ち、知るひとが増えれば作り手も必要とされる…作り手がいる限り、この明かりは途絶えない」
「まったく…いつ来てもひどい部屋だな。片づけはいつするんだ?…仕方がない、手が空いているから私も手伝おう。…べ、べつに、ヤコのように仕事もしてなくてヒマだからってわけでは……綺麗な部屋の方いい作品が作れるよ」
ただ愛してくれれば誰でもいいと思っていた。宝石とはそういうもの。
だけど、彼女と共に過ごす時間が長くなるにつれ考え方が変わっていた。
仕事に向き合う真剣な姿も、その一方で実は私生活に対してはルーズなところも、
本当は、将来に強い不安を抱いていることも…すべてが愛おしい。
自分も誰かを慈しむことができ、それがとても心地よいものだと彼女は知った。
「私は人柱を受け入れている…つもりだった。
綺麗な結晶になって死ねるのなら、永遠に美しい姿をとどめていられるのなら…そこに命はなくともって。
でもね、それも貴女と同じ…強がりだった。温もりのない結晶など石と変わらないし、
なにより貴女が…他でもないヤコがそうなるなんて、私には耐えられない。
貴女は私に大切なことをたくさん教えてくれた。だから、今度は私が貴女の力になる。
大丈夫…そばにいる、最期の時まで」
(私の生み出す宝石に特別な力なんてないけれど。キラキラ光るただの石に力があると信じ、大切にしてきたひとがいるなら…私も、信じてみてもいい…かな。ヤコの不安を取り払える力が、私の核にはある、と―――)
■スキル
【宝果の祝福】身体から宝石を生成する能力。核さえ残っていれば生きている限りいくらでも生成可能。
ただし次世代を成し、核を失った個体は急速に衰弱し、死を迎える。
生成した宝石に特殊な力はないが、お守りぐらいにはなるかも。
■種族補足「テソロ・プロ」
白い肌に生まれつき宝石を身体に宿している種族。
成長の概念が薄く、ある程度成長した姿で生まれ、死ぬまで変わることはほぼない。
数百年に及ぶ長い寿命を持っているが身体は弱く、些細な怪我や病気で寿命が大きく縮んでしまう。
また治癒能力にも乏しく、適切な治療を施さなければなかなか自力では治らない。
身体に宿す宝石と同じ色の光が翼のようなかたちをして浮いている。
任意で出し入れができ、実体はなく飛行能力も無し。
翼は健康のバロメーターの役割を果たしており、具合が悪いと光が弱かったり欠けたりする。
自らの宝石を際立たせるためか、服装は質素で薄手のものを好み、最小限しか着こまない。
一際大きな「核」と呼ばれる宝石を取り、伴侶となる相手の血液に浸すことで次世代を成す。
1つの核から誕生できる次世代の数には限りがあり、
また核を失った個体は著しく衰弱し、長くは生きられなくなる。
「核」以外の宝石は身体から取り外しても特に問題は無く、放っておくと新しい宝石が生成される。
核を失わない限り宝石を生成し続けることができるため、
かつては財産として隷属を強いられた歴史があり、
現在は人目を避け、隠れ里に引きこもりひっそりと暮らしていた。
素性を隠して宝石を売り生計を立てているものが多いため、働くという意識に乏しい。
中には宝石に加工を施す技術者もいるが、極めて少ない。
同性同士で次世代を成すことが一般的とされている種であるため、
異性間で婚姻をし、生まれた次世代は同族から疎まれる傾向がある。
■既知関係等思いつくものがございましたら、お気軽にご相談ください。
ナニカ問題がございましたら、ご指摘をお願いします。
開催おめでとうございます。5か月間、よろしくお願いします。
■Next...
長子:ヨキさん(illust/55720189)
「可愛い可愛い、私とヤコの愛の結晶…自慢の娘。自分を大切になさい、さすれば貴女の輝きは数多の存在を魅了する、至極のものになるでしょう」
(ヘテロを頼むわね…私は母親にもなれなかった。どうか母と呼ばないで、私にその資格はないから…)次子:ヘテロシス(illust/55579968)
「…どうしてお前は男なんだろうね。私とヤコの子とは思えない醜い姿、好きに生きなさい。私はお前が…」
(腹を痛めて産んだ子ではないからか…私はお前をどう愛せばいいのかわからない。母親失格の私を、お前はさぞ恨んでいるだろう…)
2016-02-03 19:06:34 +0000