◆「はじめまして。キルシュブリューテと申します。…長い名前ですよね…キルシュとでも、お好きにお呼びくださいませ」
「…あ、あの、あの…わたしなどで、こんな大役が務まるかどうか…ああぁ…ごめんなさい、いつもこうで…;」
「お、お邪魔でしたよねごめんなさいすぐにあっちに行きます!!;;;」
◆キルシュブリューテ/女/23歳/150cm/咲人(桜)/天の民【天pt10:地pt0】
一人称「わたし」/二人称「あなた」「○○さま」
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❀素敵なご縁をいただきました(2/11)❀
あなたが、踏み出す勇気をくれた。:角宿さん【illust/55156352】
扉越しに見る景色。陽の光のもと、人々が忙しく往来を行き交う。
一歩踏み入れば、静寂。時折、かつんかつんと、自分の足音だけが響く。
まるで、扉を隔てた「向こう側」と「こちら側」とは、まったく遠い、別の世界のよう。
いにしえより積み重ねられた、「知識」と「記憶」の海に沈むここは、
なにもかも、時間にさえ置き去りにされてしまっているかのよう――
――しかし、ある時、「向こう側」に、何の前触れもなく、彼は現れた。
「図書館」への訪問者。蔵書を運んできてくれる配達屋さんは珍しくない。
今回も、いつも通り、納品の確認をして、サインをして、それで、終わり。
その、はずだった。
「…それで? その、空を飛ぶ魚は、どうなったのでしょうか?
………えっ…あっ、ご、ごめんなさいお仕事中でしたよね…!!;」
「こんにちは。今回は、どこまで行かれたのですか? どんなお話を聞かせてくださるのですか?」
「…わたしにも、できることが…あるのでしょうか…? 失敗しても、いいのですか…?」
「……できること、やっぱり、思い付きません。でも、ここにいても、ずっと見つからないままだと思います。
…だから………探しに行きたいです、『外の世界』へ。行ってみたい…」
本の中の文章だけじゃなくて。誰かが描きうつした挿絵だけじゃなくて。本物の『世界』を見てみたい。
けれど、あの『空』は、あの『大地』は、私が手を伸ばすにはあまりにも遠い――
………そう、ずっと思っていた。思い込んでいた。あなたと、出会うまでは。
「ふつつかものではありますが…連れて行って、くださいますか? 見せてくださいますか?
角宿さまがご覧になってきた、いつもお話してくださっていた『世界』を…」
あなたの隣で、あなたと一緒に見る『世界』は、
どうしてこんなにも眩しくて、あざやかで、そして、なんて暖かいんだろう…
この『世界』で生きたい。願わくば、あなたの隣で…
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あの日、あなたと出会って。
あの日、あなたの手を取って。
あの日、あなたと『世界』を見て。
あなたの背を追いかけて、あなたの隣を歩いて。
あの日も、あの日も、あの日も。
「記憶」ではなく、「思い出」をたくさんもらった。
ありがとう。あなたの隣にいさせてくれて。
ありがとう。ずっと隣にいてくれて。
………あなたのことが、大好きです。
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◆紬がれた『未来』
双子の姉:ガルデーニア【illust/55559364】
「この世界は、あなたの好奇心を満たすことで溢れてる。たくさん、たくさんの景色を見てほしいな」
双子の妹:昴宿ちゃん【illust/55646500】
「昴宿の花は、きらきら輝く星のようね。まるで、ママにとってのパパみたい。ママの自慢よ」
◆スキル
【完全記憶】相手の使用した魔法等の呪文や魔方陣を記憶し、使用する。
【咲神の祝福】対象の傷を少しだけ癒す。
※完全記憶は個人、咲神の祝福は種族として固有のスキル。
キルシュは記憶力は抜きんでているものの、種族としての能力は低い。
◆『咲人』あるいは『咲キ人』(サキビト)【novel/6439163】
古くから天の地に住まう種族のひとつ。
体になんらかの植物の種子を宿して生まれてくる者たち。
◆友人・既知関係等も大歓迎です!お気軽にお問い合わせください(*´-`*)
メッセージをいただきましたら即日~翌日でのお返事を心がけたいと思います。
万が一、3日経過しても返信のない際は、エラー等の可能性もありますので、
お手数ですが、ご再送いただけましたら幸いです。
◆天と地の世界樹さま【illust/54032140】にお邪魔させていただきます!
世代交代系ははじめてなので至らぬ点も多々あるかと思いますが、
よろしくお願いいたします(*´-`*)
◆キャプションは随時編集していきます(最終更新3/6)。
2016-01-31 15:03:35 +0000