※R15企画※
紅い糸―に―【illust/54120068】
こちらへ参加させていただきます。
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***2/13 素敵なご縁を結んでいただきました***
河原朱美さん【illust/54844472】(お姉さん→朱美さん)
「つまんない」
学校の生徒や先生の事を茶化すのはとても面白かったけれど、
飽きが来るのもずいぶん早かった。
彼らは僕が遊ばなくても、また別の人で埋め合わせができる。
それが普通の事だと言われても僕は納得できなかった。
それじゃあ僕の時間を埋め合わせてくれる人は?
父さんだって、母さんだって…ましてや兄だって、
僕に時間を使ってくれることはほとんどなかった。
暇な時間を上手く使うことができなくて、兄がしていたことを真似しようとした。
いつもいつも本と向かい合ってる兄を見て、それを真似すればいいのかと思った。
学校の帰り道、いままでは寄ることがなかったお店。
中に居たのは愛想のない年上の女性。
兄のように本と向かい合っているその女性を見て、綺麗だと思ったことを覚えている。
「こんにちは、お姉さん」
本を買いに来たはずだったのに、しばらくその女性と話した後、
結局僕はその日は何も買わずにお店を出た。
(それはもう、新しいおもちゃを見つけた猫の気分だった)
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「僕はね、お姉さんの顔が見たいから来てるんですよ」
「家の人も学校のトモダチも、誰も僕のことを気にかけてくれないんです。……今、可哀想な人と思いました?」
「朱美さん、今日は暇そうですね。なんて、冗談ですよ。もっと怒ってくれてもいいのに、朱美さんはそんな顔ばっかだ」
彼女の表情を見るのが好きだった。
なかなか表情を変える事はなかったけれど、たまに一瞬でも見せてくれる困惑、嫌悪、…笑顔、はまだ見れていない。
今の僕はその顔が見たくて色々な話をしたり、ちょっかいを出していた。
僕が見れなかったソレを、あの男は一瞬で引き出した。
誰だろうあの男性は。
心の中で困惑する中、僕の耳に届いた言葉。
―兄様…
その男が朱美さんのお兄さんだと気づくのと同時に、僕の中では今までにないくらいの嫉妬の感情を抱いていた。
ある日、僕は気づいたら彼女の事を感情のままに押し倒していた。
こんなことをしてしまう自分にも驚いたが、それよりも驚愕の表情を浮かべた彼女を見て僕は笑った。
「お兄さんはこんなコトしてくれませんよね?」
そうだ、彼女のお兄さんはきっとこんな事はしない。
この行為によって彼女が僕のものになると思い込んだ。
この行為を続けることで彼女に僕の存在を焼きつけようとした。
「僕の事を見てください、僕の事を愛してください。僕をこれ以上……」
ひとりにしないで
ただ真っ直ぐに愛することができたら良かったのに
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浅井道夜(あざいみちや)
6月19日生/O型
性別:男
職業:学生(高校生)
年齢:17歳
身長:166cm
一人称:僕
二人称:君
人の事を茶化して反応してもらうのが楽しい。
構ってくれる人には何回もいたずらを仕掛けにいく事もあるが、一度興味が無くなるとその人に対してはいたずらを仕掛けなくなる。
相手が無反応でも、浅井がまだ相手に興味があるうちは茶化すような行動をとる。
両親からあまり愛情を注がれていないので人に愛されたいと思う気持ちが強い。
人を茶化して構ってもらいたいのもその気持ちの派生。
最終的に自分が愛されていると実感ができれば見えないところで何をされても気にしない。(浮気や犯罪など)
※あくまで性格の補足です。関係を組む上で浅井を無理に愛していただく必要はありません。**申請に関して
年齢や性別は問いませんが、男女間の近親相姦はNGとさせていただきます。
他NGはありません。メッセージをいただけた場合即日~3日程度で返信させていただきます。
**交流に関して
主にTwitterで呟いたりする形になると思いますがTwitterでつながることを強要するつもりはありません。
何か作品が出来上がった場合はPixivへ上げさせていただきます。
知人や友人等の扱いも大歓迎ですのでメインの関係性に支障をきたさない程度でご自由にお使いください。
不手際等ありましたらメッセージにてご連絡ください。
それではよろしくおねがいします。素敵なご縁がありますように。
2016-01-24 10:27:20 +0000