➠千国大河【illust/50050950】へ最終期参加させて頂きます。
➠フェージ(飞机)・クヴァルテラ 前期【illust/54106873】
見た目19/150/女?/私/貴方
ポイント 400pt (強靭:40 知能:40 器用:240 機敏:40 幸運:40)
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前期絆:呪い喰いのイーシャ(イーシャ=ファン)さん【illust/54139847】
前期絆相手今期【illust/54819410】
「イーシャ、私のともだち。いまどうしてる?私は少し…迷ってしまった。貴方の心を知ったから。
悪い事じゃないんだよ。だって貴方が考えていた事が、本当の意味でちゃんと分かる気がするから」
「もし私が飛べなくても、貴方は迷いなく飛んで行って欲しい。背中を押すくらいなら出来るから」
➠絆
海賊国家 ジョリーロジャー 37代目ブラック ノヴァ・ロバート・ブラックさん【illust/54365683】
落ちる.落ちる.また駄目なんだ.
彼女にもう一度逢いたい,だから飛ばなくちゃいけないのに私は荷物を背負いすぎて落ちてしまう.
でもその時,全く予期しない物に出会った.本当に,出会いってどんなものでも忘れられない.
地面よりももっと高い場所で何かにぶつかった.
砕けて散らばった体を必死で集める.ここはどこだろう?
周りに人がいる.なんとかそれだけが分かった.
『隠れろ!』
大勢の声がする.
いや.逃げないで.私は何もしないから…….
***
目覚めた.
ここはどこかの惑星,名前はわからない.
暦は何だっただろう.
「目が覚めた?」
声がした.優しくて強い.見下ろす顔は晴れやか.
いつの間にか,私は人間を模していた.
無意識なのか,この人が傷つかない形だからか.
船に落ちたらしい.
周りを見るとたくさんの人がいた.
黒い布を巻いてこちらを見る目は,好奇心に満ちていた.
***
<星の海.とても懐かしい言葉>
目覚めて気付いたのは体をいくつか拾い忘れた事.
世界中を飛ぶ翼を持つこの船に,療養の手助けをしてもらえた.
それからは――休むというより,たくさんの声と手と笑顔の日々.
彼らの行き先は星の海なのだと聞いた.私は宙から落ちたの,と話すとまた歓声が上がって……そう,これは昔の店の姿にも似ている.
「断るなんて有り得ません。歓迎してくれて有難う。黒の星図の方々…あの、故郷の挨拶です...おかしかったでしょうか?」
「一つだけお願いが。体が戻ったら貴方たちの冒険に付いて行ってもいいですか?これでも結構動ける方です」
彼らは善人だけではなかった.悪人だけでもなかった.それが懐かしかった.
最初に助けてくれた人は周りと比べると少し静かで、でも最初と同じ.優しくて強い.
上手く歩けない私の手を引いてくれる.初めは強かった風が,徐々に穏やかになるように,私の歩みに合わせてくれる.
「お名前の書き方を教えてください。言葉も落としてしまったみたいで……」
「あの鳥は?じゃああの魚。…たくさんものを知っているんですね」
手が離れた後も,触れた肌がぽかぽかして不思議.
真っ直ぐ笑いかけてくれるから,私はなんだか内気になってしまう.
言いたい事が時々上手く言えなくて……彼女もそんな事を言ってた気がする.
漸く意味がわかった.
<地中の飛べない骨.それは紛れもなく私の姿>
「自分が重たすぎて、それで飛べないのかな。一番シンプルでしょう。
見つけたものを全て抱え込んで自分を守ってきた。また飛ぶには全部捨てなくちゃ」
その手を取ったら,私と同じように温かくて少し震えていた.
<決めなければいけない事と、初めから決まっていた事>
「飛び立つ前に、渡したい物と、話しておきたい事があります」
きっとこの船は途方もなく大きくなってゆく.
それでも,私が平凡な生き物だとわかってもきっとずっと置いてくれるだろう.
だからこそだ.
「貴方達の時間をずっと伸ばせるとしたらどう?」
だけど、彼らは
「せめてこれだけ持っていてくれる?要らないならそのたくさんの鎖と一緒にしてしまって良いから」
私は二つの道の前で揺れた.
彼らと生きること,私が生きること,ほんの少しの違いが未来で遠く遠くかけ離れて,彼らと共にいられるか不安になる.
でも,見えない道を進む彼らの目は.
だから私は.
「…一緒に…ええ、以前、お答えした通りに。どこへでも付いて行きます」
「必ず、この船を守ります。どこまででも。ずっと見守っていくからどんな無茶でもして良いよ」
「貴方は旗、舳先でみんなを導く。私は火。幽霊さんにそう教えてもらったの。信じることが帆を照らすと。…でも私が得意なのはみんなの背中を押すことかな。だから、船の一番後ろを任せて。必ずみんなを宙へ届かせるから」
<飛ぶ船はどこまで行くのだろう>
➠子孫【illust/54806971】
「私は何も奪ってはいません。貴方たちに同期した結果、同じ知識を得ただけです。
失くした物はここにはないし、失くした理由はそちらにあるのです」
2016-01-19 10:51:02 +0000