◆千国大河【illust/50050950】◆
◆名前:黒婪(ヘイラン)
外見年齢30歳/男/180㎝/一人称:俺、 二人称:お前
◆ポイント:400pt (強靭:0 知能:0 器用:400 機敏:0 幸運:0)
龍の骨を削り、髭を束ねて拵えた大筆。毛先には龍の血と殺めた者達の血が混ざりあった漆黒の墨がにじみ出ている。
行く先々で動物、植物、老若男女問わず気に入ったもの全てを墨絵に描き歩いているさすらいの墨絵師。
描いた絵はどれも素晴らしいと評判だが、実際はその者の命、存在を墨絵として閉じ込める妖術師。
命あるものを命あるまま描くことに愉悦を感じている。
描き続けるその姿は焦燥感に駆られているようにも見える。
描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描きつづけたその先は何があるのか。
✾素敵な絆を結ばせて頂きました。
シュヴァルツベルク:金緑石の女王ユーディット様【illust/54366290】
人々が歓喜の声をあげる祝祭
そんな色鮮やかなさなかでも旅絵師はただひたすらに黒い墨と筆をとり描き続きた
描いて描いて描いて だが男は満たされなかった
何が足りないのかわからない旅絵師の男が気まぐれに訪れたのは翼持つ者たちの王国
そして男は出会う シュヴァルツベルク王国の女王 民に愛される神の娘に
「お目にかかれて光栄だなぁ女王ユーディット殿。様々な芸術が溢れる中で俺の絵に目をとめるとは。
なるほど、女王は見る目があるようだ。お前が俺の絵を欲しているというのであれば描こうじゃないか。
俺もしばらく描くことだけができる環境が欲しいと思っていたところだ。
それに…化物と呼ばれながらも、神の娘と呼ばれるお前にも興味があるんだ」
「俺が描くのは見目ではない。命そのものなのだよ」
さぁ女王よ、神の娘よ お前はどんな風にその顔を歪めるのだろう
しかし目の前の女は 笑った 実に後ろ暗く、愉快そうに、美しく微笑んだ
そして 差し出された手はとても蠱惑的であった
男もまた笑みを深めた あぁ お前はまさに 屍の女王にふさわしい
その手をとることに迷いなどあるはずがなかった
「あぁ 色んな命が渦巻いている。実に愉快だ。お前もそう思うだろう ユーディット」
男は共犯者を手にしたのだ
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描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて描いて
いっそ黒く塗りつぶしてしまおうかと思うほどの毎日で
--- 黒婪 ----
お前の声はいつでも美しく 蠱惑的 だ
「あっはは…あははははっ!!今まで多くを描いたがこれほどまでに酔狂なものは初めてだ!
一国の王 神の娘 多くの者に慕われ崇められ畏怖されるお前が自ら人の身を捨てるとは。
落胆しているのではない、俺は今久方ぶりにとても気分が高揚しているのだよ。
……相分かった。
ユーディット。お前の命、確かにこの俺が描いて見せよう。
その笑みも、狂気も、美しさも、気高さも すべてこの黒婪という男が ----」
黒墨で描かれた絵画
そこに一筋の紅を
【それ】はなによりも美しかった 男は目を細め笑みを浮かべる
「あぁ…俺がお前のすべてを奪ったはずであったのに、お前もまた 俺のすべてを奪っていったのだな」
------ 君影 -----
男は一枚の絵画と共に姿を消した
◆絆について
友好的なものから敵対する関係まで関係性重視で、性別や種族、年齢を問わず素敵な御縁がありましたら幸いです。
「こんなの面白そう」と思ったらお気軽にどうぞ!
キャラクターの性質上恋愛関係は多少歪むかもしれませんが、こちらも相性、関係性次第と考えております。
既知関係については友好的なものから敵対する関係まで思いつくものがありましたらお気軽にご相談ください。
もしメッセージを頂ける際は、即日~3日以内にお返事いたします。
※企画終了後のアフター次世代につきましてはアフター期間内に間に合わない可能性も御座いますのであらかじめご了承くださいませ。
2016-01-18 12:36:45 +0000