うらが型輸送艦

共食いウサギ

 近隣諸国の情勢悪化を背景に日本では島嶼防衛の見直しが行われた結果、現用戦力での防衛・奪還は厳しいという事実が浮き彫りとなった。そこで防衛省はかねてから建造予定だった1万トン級中型輸送艦の計画を白紙撤回し、○特別編成部隊(海外派遣等)の旗艦としての能力。○有事の際の大規模部隊展開能力。○災害派遣などに対応可能な能力。という3つの概念を取り入れた輸送艦の建造を決定した。
 本級は、マルチハザード化およびグローバル化に伴う任務の多様化を背景に、水陸両用作戦以外にも戦争以外の軍事作戦を考慮しており、特に自然災害の頻度が高い日本においては、災害派遣における人道支援任務への応用が期待されている。そのため本艦は、充実した医療機能を備えており、病床60床(うち集中治療室14床)、手術室4室を確保しているほか、隣接した陸上自衛隊居住区を一般病床として転用した場合、さらに200床を確保することができる。加えて陸上自衛隊の野外手術システムなどを展開することも可能である。
 特徴として全通甲板を装備しており航空機運用がより容易になっている。また、エレベーターが右舷後部と左舷中央部に1基ずつデッキサイド式に取り付けられているほか、多目的エレベーターも前後に2基装備する。
 艦両舷に車両用ランプがありRO-RO機能を備え、そこから車両の乗り入れが可能となる。艦内には車両甲板と貨物収容スペースが確保されているほか、陸自隊員用の居住区が設けられ1個普通科連隊戦闘団を丸ごと収容することができる。一方で被災者など民間人を輸送する際には、車両甲板などのその他スペースも活用して最大で4,500名を収容できる。
 艦体内後部にはウェルドックを備え上陸用舟艇として、エアクッション艇1号型3隻を収容・運用できるが、常時は2隻のみ配備している。また、陸上自衛隊のAAV7水陸両用車を運用することもできる。
性能諸元(2番艦おのみち)
排水量(基準):28.5kt
   (満載):42kt
全長:257m
全幅:42.5m
速力:25kt
航続距離:9,500海里/20kt
兵装:62口径76mm単装速射砲 3基
   Mk.41 VLS (32セル)
   Sea RAM 対艦ミサイル防御装置 2基
   68式3連装短魚雷発射管 2基
   Mk.38 25mm機関砲 3基
   LRAD長距離音響装置 2基
   水上艦用機関銃架3形 13箇所(搭載品扱い)(M2,7.62MG,MINIMI等)
艦載機:F-3C 6機
    MV-22J 12機
    MCH-101 4機
    AH-1WJ 4機
    SH-60K 4機
    UH-60J 2機
    MQ-8B 4機
艦載艇:エアクッション艇1号型 3(2)隻 又は
    11メートル級特別機動艇 12隻
    4.8メートル級複合型作業艇 3隻
命名基準:水道の名前より
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年が明けて2回めの投稿となります。かねてからやろうやろうとは思っていたのですが延ばし延ばしになってしましました。ですが、やっと完成することができました。今回は側面図のほか平面図も作成しました。平面図は少し簡略化してしまいましたが、雰囲気が伝われば幸いです。
一応単艦での運用も考慮しているのですが、進行方向10時の方向からの攻撃に脆弱そうですよね。
次回は、最新鋭のものを詰め込んだような艦載兵器試験専用艦みたいなものを作ってみたいなと思っています。あくまで予定ですが。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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2016-01-17 09:01:16 +0000