町の片隅。廃墟の一角。ガラクタ置き場。
そんな置き捨てられた一角で歌いながら
眠る無機物を直している。
たまに人が来たと思えば病を持っていて
そんな人も治している。
たまに子供の遊び場だったり
たまにだれかの休息地だったり
そんな場所に彼はいる。
「いらっしゃい。要件はあるかい」
傷だらけの指のメガネの男
彼の家は無法地帯。
無機物とか
どこのことしれない子供とか
どこの人かわからない男女とか
なんでもいる。なんでもある。
「用がなくってもいいさ。勝手にくつろいでていいぞ」
そんななんでもを横目に見ながら笑った。
街の片隅。廃墟の一角、ガラクタ置き場。
置き捨てられた一角に
煙を燻らせて
なんでもある日常を暮らす男がいる。
岩田 圭佑(イワタ ケイスケ)
男/27歳/人間
本当はお医者さんだったけど車とか機械とかいじることが趣味のせいで本業が副業のようになってしまった男。
酒とタバコとカフェインがないと生活できない。
メガネがないと何も見えないけど安全のためにゴーグルを付けなきゃいけないからメガネでもつけられるやつが欲しい。
でもパーツと酒とタバコのせいで金が消える。そんなダメ人間。
のんびりスローライフを送っていると思えば都内で夜逃げしてたりする人に移動の為に足を提供していたりする。
車に乗った瞬間スピード狂になるため2人以上の時は運転席に乗せてもらえないことがある。本人自覚なし。
メガネが反射で見えない時あるけど怪しい人じゃないし悪い人ではない。
街の片隅、空家が多い区画に住んでいて粗大ゴミとかの不法投棄が多いところの中心にわざと家を建てた。
生ゴミとか燃えるゴミは処理してもらってるけど機械とかそういったものは残してのんびり直して行ってる。
行き場のない人とかを家に入れたり、勝手に家に入ってきた子供の遊び場とかになってるけど大して気にしてない。
盗難があるかと思えば人が常にいるのでそんなこともない。
そんな無法地帯でも別にいいんじゃないかなって思っていたりするし、勝手に住み込んでる人の方が家に詳しいかったりする。
よろしくお願いします。
2016-01-10 14:15:41 +0000