■黄金龍の揺り篭 ファーニヴァル
クレイドルの女王によって永遠の一つの形を見たファーニヴァル。
歯車の力により自動人形は大きく進歩をする事になり、複雑な命令をこなす事も可能となった。
人間のように思考をし、やがて終わりを迎える自動人形―――。
感情がない事だけを除けばそれは生物との違いがあいまいな程の傑作となった。
前期代表であるマノレテが夢見た終わりのない永遠を追う計画は全て終わった。
が、噂ではクレイドルの永遠を伝聞で聞き夢見た者やかつてのマノレテの思想を追う者達は絶える事はなく、
「己の魂を黄金の蜜に封印し、精神のみを生かし続け肉体を必要としない生」を研究する者が集まりつつあるとか。
それを可能にするかもしれない技術、知識、そして人を集める交通路が研究者たちに夢を見せる。
黄金龍はそれを知ってか知らずかわからないが、今日もファーニヴァルの民達の為に黄金の恵みを与える。
生と死の境界がどこかあやふやになった国を、後の吟遊詩人は「黄金龍の子守唄が国全体をまどろませている」と詠う。
お祭りについては参加しつつ、「生と死のあやふやな、どこか現実離れしたような不思議な雰囲気」な感じです。
父:マノレテ【illust/53824869】
「きっとこの国は良くなるとおもうんだ。色んな事を考える人と、道と、知識と技術がある。大丈夫。見守ってて。」
母:マリア【illust/53828870】
「大丈夫、母さんに王とは何かという事はみっちり叩き込まれてるから。この国の末を見定めてみせるよ」
兄:ライト【illust/54543790】
「兄さん、兄さん見てください。この薔薇はとてもよい匂いがする。
……あ、ごめんなさい。そっちにいくから、ちょっと待ってね」
「いつか、兄さんと一緒に海へ行きたいんだ。ファーニヴァルの海じゃなくて、誰も知らない秘密の海へ。船長は兄さんで俺は航海士、約束だよ兄さん」
■アディール
(18/♂/俺、君、~さん
口調:~ですね、~だね、目上には丁寧語、同年代や気を許した相手にはやや砕けた口調)
「こんにちは、遥々ファーニヴァルへようこそ。俺はこの国の頭領アディールと言います。
少し不思議な国かもしれませんが、どうぞゆっくりしていかれて下さい」
「永遠とは終わりのない牢獄、俺はそう思いますがそうは思わない方々がこの国には集まっているようですね。
色々と研究されてる方々もいらっしゃるようですよ。
俺としてはその技術が利用出来れば構いませんので、好きなようにして頂いて構いませんけどね。
さて、君は永遠に興味があるのですか?」
「君はどんな夢をこの国に見る?君の思いさえ強ければ、きっとこの国はそれを叶えられるよ」
先代ファーニヴァル大司教マノレテと先代クレイドル女王マリアの実子。
生まれた際にジャスパーの宝石と共に産まれた。
まだ頭領となって日の浅い少年ではあるが、堂々とした態度で政務に当たっている。
さまざまな思想と技術、知識、技術の集まる現在の状況を本人は良い変化だと思っている模様。
律儀で丁寧ではあるが、国の為ならばあらゆる清濁を飲み込む強かさを持つ。
一歩仕事から離れれば年相応の少年であり、両親や兄には素直に甘える無邪気な一面も持っている。
また負けず嫌いで、勝負事となれば手を抜かない。
本人曰く「黄金龍の加護があるから」とツキは良いようだが、負けると非常に悔しがる。
■絆について
素敵なご縁を頂きました!
電巌要塞ブリッツエルデ/マルダー・バークレイさん【illust/54484586】
自動人形、人形兵含むその他の技術交換、および婚姻のご縁を頂きました!
「海の果てまで遥々ようこそ総統殿。こちらとしても非常に興味深い申し出でしたので……。
はい、どうぞ総統殿のお好きなように。商談は是非肩の力を抜いて本心で話し合いたいものですからね」
「俺からすればブリッツエンデはどの国も持っていない素晴らしく魅力的だと思いますよ。
特にあの……電巌、凄く興味があります。
所謂"普通"の人間でも魔法の真似事が出来る。正しく科学と魔法の区別は取り払われたものです」
「…それでは俺も独り言を。マルダーさん、この世に無償のものなど無い。
だからこそ、君の国が求める独立だって何か代償を払わねばならない。
その何かを君は国民に課すのか、それとも人形に課すのか。
はたまた独立という夢をあきらめるのか。それを決めるのは君しかいないんだマルダーさん。
もしも決断の結果君を人殺しだなんて言う奴が居たら、俺がそいつの鼻を削いで死ぬよりもひどい目にあわせてやる。
俺は幸せって、勝ち取るものだと思いますよ。
……こう見えて、存在感が無いんです。だから居たり居なかったりするんですよ」
「マルダーさん、夜遅く寒いときにすいません。君にファーニヴァルの夜の海を見て貰えたらなって。
どうです。灯台があっても真っ暗で結構怖いでしょう。足元気をつけてくださいね。」
「昔読んだ本にね、国とは大きな船であるってかいてあったんだ。灯台は王様、航路は政治。
優しい君には、航路を決めることは辛い選択かもしれないけど大丈夫。
ファーニヴァルは一度友と決めた相手は絶対見捨てない。
どんな暗い海で迷っていても絶対に見つけ出してみせるから。
それにその、俺もいる、し……俺じゃダメかな?う、うーん、しまらないね……」
(編集中)
既知関係も募集中です。
有難くもメッセージ頂けた場合は48時間以内にお返事いたしますので、それ以上お時間たった場合は
未着の場合がありますので再送して頂けると幸いです。
アフターについてはお相手様に合わせます。
最終期ですがどうぞよろしくお願いします!
2015-12-31 15:02:14 +0000