律「皆さんと、じかに触れ合うのが私の長年の夢でした!!こうしてフォークダンスを踊れるなんて本当に夢みたいです!!」
メグ「よかったわね、夢がかなって・・わぁ、律って結構背が高いんだ・・・私より大きな女の子って初めてよ」
律「えー・・!?同じくらいじゃないですかぁー」
メグ「いいの、律の方が高いほうが・・私もたまには女の子らしい役をやってみたいの」
律「はい、わかりましたー!!しっかりリードしますから安心してくださいね!」
岡島「はいはいはーい!!んじゃあ次は俺ねー!!」
メグ「岡島君!!律に変なことする気満々でしょ!?ダメだわ!!私が代わりにやる!!」
岡島「んなことねーって!!普通に踊るだけだよ!!な!?今度は男の俺と踊るんだ!!派手にやってくれて構わないんだぜ!?さ、踊ろうか!!お嬢さん!!」
律「了解しましたー!!」
中村「いやー、やっぱいいねえー律っちは!!・・・おや?どうかしたのかい?」
律「は、はい・・ちょっと、お手洗いに・・・すみません失礼します!!」
律は元の場所に戻った
「何度言ったらわかる!?長時間それを使うなって言っただろう!!」
律「すみません・・でも、バックアップを取ってるから 万一のことがあっても問題はないかと・・」
「そんなわけねえだろう!!修復に段々、時間がかかり始めている!!この『実体化プログラム』はあんたの体にとんでもねえ負担をかけてるのが、わからねえわけじゃねえだろう!!へたをすりゃ消滅することになるぞ!!二度とこんなことをするんじゃねえ!!」
律「はい、わかりました・・・律は悪い子でした・・・でも、一つだけ教えてください・・」
「何だ?」
律「東吉さんならご存知じゃないですか?私が・・・になれる方法を!!」
「バカな・・!!いくらなんでもそれはできん!!」
律「どうしてそんなことをおっしゃるんですか!?私は真剣なんですよ!?お願いします!!」
「俺だって真剣だ!!出来る事と、出来ねえ事があるのはわかるだろ!!」
二人はしばらく口論を続けたが、やがて律はあきらめたのか 涙をためて顔を伏せた
「・・・もう休め、明日も学校があるんだからな」
律「はい・・・お休みなさい」
「・・・『自分の体で、人に直に触れてみたい』・・そんな願いをかなえようと、下手に親切心を出したばっかりに、面倒な事になっちまった・・・俺も今回ばかりは軽はずみなことをしたと後悔したよ、律は二度としねえと言ったが・・どうしてかな?最悪の事態が待っている事を払拭できねえ・・・」
アンケート:夢を見るのはいい事だが・・・
あまり根拠のない希望を与えすぎるのも、問題なんだよ・・・
2015-12-27 13:53:47 +0000