【仁物】をもい

夜明けの白米

「宿をいただけないかしら?困りごとがありましたらお礼として、この骨に響かせ、解決いたしましょう」

◆名前: をもい
種族:半妖(死神・鎌鼬・人形神・片車輪・妖巫・大蛇・トウビョウ・骨女・玉兎・産女・化け鯨・中国系の人間・影鰐・貧乏神・毛倡妓・頽馬・獄卒鬼・ぴしゃがつく・おばりよん・雪女・ペンタチコロオヤシ・化灯籠・猫又・囲碁の精・七歩蛇、人間)
性別:女

父:ほねをさん【illust/43410421
「さっき猫ちゃんが父様の骨をくわえてかけてきましたよ。はい、つけて差し上げます」
母:壊雅【illust/43214367
「母様…やわらかく笑うようになったって評判ですよ。もっと笑えばよろしいのに」

◆風の吹くまま気の向くまま仁本中をふらりふらりと旅する女性。宿を求めた先ではなぜか毎回厄介ごとに巻き込まれてそれを解決してしまう、いわゆる巻き込まれ探偵。もともとは大きな骨鯨と骨馬がつながったような姿をしていたが、骨鯨は先祖と違って浮遊できず自らの重みで地中へと沈んで損傷してしまった。母・壊雅の口添えで叔父の月踏に身体を作り直してもらったが、いまだ身体は地中へ沈んでしまう。一歩踏み出すごとにまた一歩を踏み出さなければずぶずぶと沈んでゆく身体を悟られぬよう、家族から離れ、旅を続けている。痛みなく取り外しができる骨人形の体が面白く、両手を合わせて片腕にくっつけたり、背中に耳を付けたりと楽しんでいる。骨馬はをもい自身であり、感情がつながっているので感性も同じらしく、たまに人と馬の頭を入れかえることもある。

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母と同じように
私も飛べない浮かばない
それでもここには
ふたつの綺麗な月がある
それが私は大好きで
一歩一歩と遠ざかる
沈む身体 遠い影
歩み続けて まっすぐに
そしたら ぐるりと ひとまわり
月の存る場所へ
もどってきましょう いつの日か
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#【仁物】

2015-12-27 13:29:18 +0000