12/30 13:01 メッセージ確認済みです。返信不要と判断いたしました。
「何か変わったことはあったか?なんでもいい、話してくれ。俺は責任を放棄したりなんかしない。だから安心して任せてくれ」
こちらの企画【illust/50050950】に参加させていただきます。
◆水上都市 ニーヴェ・フォンターナ
『ノルンの三柱』とよばれる3人が都市を守っている水上都市。
所属について【novel/5819235】
今期は少し状況が変わりました。
◇代表(仮)
樹神 葉月
30歳 / 男性 / 180cm
ポイント:200pt(強靭:47 知能:80 器用:20 機敏:28 幸運:25)
先々代スクルド、樹神花月【illust/52892112】の孫。
母から祖母のことを聞いて育ったため、幼い頃はスクルドに強い憧れを抱いていた。
将来はスクルドを助ける職に就くと夢見ていたが、先代スクルドに会って失望した。
夢を砕かれた上に都市を見捨てて逃げた彼女のことを心底憎んでいる。
5年前から水害対策グループのリーダーとして、実質都市の代表を任されているが、
体よく押し付けられただけだということは本人も気づいている。
しかし先代を反面教師に、無責任なことはしないようにと勤めている。
都市に関することなら全てを把握する義務があると考えており、どんなに些細な事でも報告を求める。
一つでも把握していない事柄があると苛立ち声を荒げることもある。そのため、中には疎み始めている者もいるとか。
影からの問いには否と回答。とりあえず今は都市のことで精一杯だし、そもそも歴史を思い通りにとか興味ない。
「なんで報告しなかった!?なんでも、どんなことでも報告しろと言ってるだろ!!」
先代:シャルルシエ・ラ・シエル【illust/53454846】
◆素敵なご縁をいただきました!
黄の歴史書、酒奉の杜パルタード 酒奉の巫女アモンティアーナさん【illust/53943985】
水害の対処に躍起になる中、手を差し伸べてくれたのは酒奉の杜の巫女だった。
積極的に対処に動かない市民。
それが悪いと恨み言を言うつもりはないが、共に働いてくれる年下の、少女とも呼べる者たちに情けない姿など見せられない。
自分だけでもしっかりしなければと気を張っていた葉月を、彼女は優しい微笑みでほぐしてくれた。
そして、彼女の持つ豊穣の力でニーヴェ・フォンターナの地を豊かにしてくれたのだ。
感謝してもしきれない。この都市にとって彼女は恩人に他ならない。
もしも酒奉の杜が窮地に陥った際には、ニーヴェ・フォンターナは持てる力全てで協力すると誓いを立て、同盟を結んだ。
彼女は葉月にとって恩人であるとともに、唯一気を休められる場所でもあった。
溜め込みがちの葉月の心をほぐし、感情のままに荒れた時も、彼女はただ優しく包み込んでくれた。
いつしか彼女への気持ちは感謝とは別のものに変化していた。
「協力の申し出、大変感謝します。俺…私は樹神葉月。ここの代表を任されてます」
「え、年上なんですか。てっきり俺より若いもんだと…。すみません、今まで失礼な事言ってたかもしれません」
「あなたの力は本当にすごい。日に日に水が引いてるんだ。これなら完全になくす事も夢じゃないかもしれないな。
ありがとう。俺は、俺たちはあなたたちに何を返せるだろうか」
「あの…アモンティアーナさん。…いや、アモンティアーナ。
俺、多分あなたに惚れてます。その、情けない姿も結構見せたと自覚してるけど…
俺と、一緒になってくれませんか」
◇ノルンの三柱
ヴェルザンディ:セシル【illust/54033693】
「や、だって俺女じゃないしな…スクルドって名乗るのもどうかと…」
「セシル、次はどこに行く?俺も行くから。…悪いな、14の子共に大役を押し付けて。
無理はしないでくれよ。何か変化があればすぐに言ってくれ」
「しっ…お、おお、気をつける…(皺か…おれももう歳なのか…?)」
ウルド:トゥーク・ファロ=ナジュム【illust/54046461】
「まだ若い女の腕をこんなにしてまで押し付ける大人、か。ここに立つまで気がつかなかった俺も俺だが」
「…トゥーク、さ。俺のこと怖がってないか?まぁ、その、こないだ怒鳴ったのは悪かったと思ってるよ」
「おう、ありがとう。…いや、いいよ。無茶はしないでくれ。歴代の手記にもあったんだが、ウルドはやっぱり"そう"なんだな。
真面目なのは助かるが、年下の女の子に無茶をさせるのは男としてな。…なんだ、その珍しそうな顔は」
◇その他
メッセージは翌日~二日でお返事致します。
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幸せな夢は長くは続かなかった。一時は一定量引いていった水が、ある時期から全く様子が変わらなくなったのだ。
都市を訪れた老学者はいった。
『土地の呪いではないのだから、土地の力を強めても魔を完全に消し去ることはできないのでは』と。
ならばどうすればいい!?
詰め寄った都市代表に、老学者は一つの書を手渡した。
『強力な封印術がある。以前の封印をよくは知らないが、それよりは隙が少ないはずだ』
代表は迷わずその術にすがることに決めた。
"それ"が術者を永劫、魂すらも縛る付けるものだと気づいてもなお、決意は揺らがなかった。
彼は妻と二人の娘に別れを告げ、その身を都市に捧げた。
2015-12-13 15:05:37 +0000