ルイス・バークレイ。国を守るために軍を率いた彼がなぜ皇帝伝に名を残すに至ったのか…
失いし者
Louis
ルイス
男/無所属→聖都パラノアビット
175pt(STR115/INT22/DEX26/AGI7/LUK5)
◆
前期
生前:ルイス・バークレイ【illust/53508719】(4期 拙宅)
契約を交わした師/恩人:アベル様【illust/53597374】(4期 絆)→【illust/54002597】(5期)
「本当は何もかも忘れたわけではないのです。アベル殿。
導く貴方はもういない。孤独です、とても…
百年旅する貴方も、このような気持ちになることがあったのでしょうか」
血縁者
父:ヘッツァー様【illust/52810233】(3期 絆)
母:オーレリア・バークレイ【illust/52851659】(3期 拙宅)
「ルイスという名前が誰かからおくられたものならば、俺にも親がいたんだろうか」
妹:ヴェスペ・バークレイさん【illust/53376832】(4期 絆後継者)
「俺にきょうだいはいない」
昔拾った雛
養子:アドラー・バークレイ【illust/53964414】(5期 拙宅)
影への答え▼
「ああ、聖アリアがお待ちだ」
>影の声も彼には届かない
◆絆
素敵なご縁をいただきました!
聖都パラノアビット代表
アリア様【illust/54092026】
赤い砂漠からどれほど遠く離れたかもう覚えていない。
記憶を失くして当て所なく彷徨い、たどり着いたのは大聖堂が聳えたつ聖都だった。
そこに住む機械たちは流れ者の自分を快く受け入れ、同じ民として扱ってくれた。
長く手に入れられなかった安寧がここにはあるのだろうか?
やがてそんな希望を抱き始めた頃、愚かしくもまた過ちを繰り返してしまう。
きっかけは些細なことだった。1人の兵士に声をかけられたのだ。「お前も我らと同じだな」と。
記憶はその言葉を最後に途切れ、意識が戻ったときにはあたりは瓦礫の山と化していた。
兵を率いた真白な少女が俺を捕える。この国の主なのだろう。
やっと見つけた安らぎの地を自らの手で遠ざけてしまったのは明らかだった。
それに…さっきの言葉で気が付いてしまった。
蘇生された死者と自分は同じ存在、つまりすでに死んだ身なのだと。
体さえあれば記憶がなくても…などともう言えない。
これからどうすればよいのかますますわからなくなった。
牢に入れられるか、それとも吊るされてしまうか。そのどちらかだと思い込んでいた。
しかしどういうことだろう。あのときの少女…アリアは俺を許し、それどころかすべてを与えてくれた。
ネクロマンサーの声は死の薄闇から私の命を呼び戻し、彼女と同じ機械の器に繋ぎ止める。
住む場所も、存在する意味も、なすべきことも、彼女は神託の如く私に授けてくれる。
彼女は私を神と呼ぶが、彼女もまた私を救う主であった。
今や私を構成するすべてのものは聖アリアのためにあるのだから。
「最愛なる聖アリア。貴女が私に授けてくれたそのすべてに応えましょう」
「貴女だけを信じ、敬い、愛しましょう。これが嘘なら私の舌を抜き、
果たせないなら指を切り、迷えば目を潰してください」
「聖歌隊の讃美歌がここまで聞こえてきますね。
なんて平和で美しい国なのでしょうか。
空が…海が…こんなにも青かったなんて。ずっと知らなかった…
なにもかも貴女が教えてくださった。
感謝しております。我がアリア」
☆素材お借りしました【illust/23495701】
2015-12-08 18:24:00 +0000