【ポケクロⅢ】攻撃開始【終末の審判】

雪那

「アレも倒せばいいんだね?」
宙に浮かぶ創造神の偽物を見て言う。
「そうらしいな。電撃は届くか?」
「コレを久々に使う?」
出したのは小さな鉄球。道具越しで軌道をコントロール出来ないから直接動かすしかない。
「これをサイコキネシスで飛ばしてそれに向かって電撃を打てば確実に届くと思う。」
「……大丈夫だろうな?」
「大丈夫。少しだけ、自力で魔力を調整出来るようになったんだ。」
……あの先祖のお陰になるけどね。
「無理すんなよ?お前もハルカの事言えねえぞ?」
「そうだね。否定はしない……ただ、あの人を見てずっと引っ掛かってた。」
もう、その引っ掛かりの理由も分かってる。
「ああいう、大丈夫の一点張りで無理強いな人、他に知ってるんだ。」
俺の、兄貴。会わなきゃ行けない相手の1人。
俺はそれに怒りを覚えた事がある。でも一番許せなかったのはそうさせた俺自身で、消えたいと思った理由にもなった。
きっと、あの子は俺のそういう感情は封じ切れなかったんだな。

「……きっと、そのままはつらいから。」
「ハルカをやたら気にする理由はそれなんだな。」
「そうなのかな……引っ掛かりはあったし、それも少しだけあるのか。」

「それよりも、今は目の前のニセ創造神様に喰らわしてやろう。」
また色々思い出してたけれど、そうだよな。
「じゃあ、始めますか」
鉄球を宙に投げ、『サイコキネシス』で固定。
ヴィグの『じゅうでん』からの『かみなり』に合わせて飛ばす。
それで自身のサイコパワーで浮遊状態に。
少し距離を縮めて『つららおとし』の氷柱を電撃と共に。

「ジャン!一旦戻れ!」
「分かってる!」
反撃が来る前に『テレポート』を使い一瞬で地上に移動した。
偽物とはいえ、相手は神様。初っ端から大きな痛手は負いたくないからね。


ジャンとヴィグは影アルセウスさんの方に行っております。

手始めに雷の矢と巨大氷柱を。

名前だけお借りしました
ハルカさん

兄貴ってもしかして【illust/51010528

#【ポケクロⅢ】#【ブレイブパーティ】#桃源の聖戦【Z】#【世界の紡ぐ明日】#【終末の審判】#【とある守人の修行記録】#【Dual*Hero】

2015-11-28 13:00:51 +0000