幻想郷歳時記(1) 10月31日「妖精たちのハロウィン」

名無しの妖精

(■2015/11/25 追記
 「幻想郷妖精集合」タグをつけてくださった方、ありがとうございます!もっといっぱい妖精を描いても
  良かったかな、と思う今日この頃です。それと、コメントの返信が遅れてすみません。
  最近ちょいと忙しかったもので…。)

以前の作品のコメントに、「幻想郷の歳時記があったら良いなあ」という話題がありました。でも、残念ながら公式には有りませんよね。で、無ければ作れば良いのだ!という事で描いてみました。妖精たちのハロウィンです。…描いてから気づいたんですが、ハロウィンって歳時記に入るのかなあ。(夜景のシリーズはいったん小休止です。あんまり夜景ばっかりだと、作品一覧のサムネがなんか暗くなっちゃうので)

魔法の森のどこかに、名も無き妖精たちの秘密の遊び場があります。彼らは森の外で集めてきた知識を持ち寄り、仲間内で様々な遊びにして楽しんでいるようです。この日も、人里で「ヘロウィン」なる行事の情報を得たらしいのですが…

大妖精「では、ヘロウィンのルールを説明します!カボチャおばけを作った人は出してください!」
メイド妖精「はーい、持ってきました!」
雑魚妖精「はいよ!」

大妖精「いいですか、これから皆でお互いのカボチャを採点しあいます」
ひまわり妖精「うんうん」
大妖精「このとき、一番点数の高かった人は、なんとお菓子をもらえるのです!すごいでしょう!」
雑魚妖精「おー、それは良いねえ!」
大妖精「これが、里で人気の”ヘロウィン”です!さあ、それでは採点を…」

リリーホワイト「ねえ、誰がお菓子を出すの?」
大妖精「えーと、それは…分かりません」
メイド妖精「分からないって…お菓子を出す人は丸損ではないですか?」
ひまわり妖精「うんうん」

大妖精「あ、でも最下位の人は、なんといたずらをされてしまうのです!」
リリーホワイト「誰にやられるの?」
大妖精「…あー」
雑魚妖精「…ルールがふわふわしたゲームだなあ」
ひまわり妖精「うんうん」

リリーホワイト「この行事のこと、誰から聞いたの?」
大妖精「チルノちゃん。チルノちゃんは魔理沙さんから教えてもらったんだってさ」
雑魚妖精「おい、それってなんだか…」
メイド妖精「…騙されてる感じがするのですが」
ひまわり妖精「うんうん」

リリーホワイト「春ですよー」
大妖精「…春ですよー」
ひまわり妖精「あ、ごまかした」

…結局、みんなでカボチャを被って遊びましたとさ。めでたしめでたし。

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2015-11-16 22:22:32 +0000