【千国大河】福縁招きの社ミャーキス【第四期】

更江
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「先代様に御用でしたら、残念ですね。あの方には見送りたい方と、見守りたい方がいるそうです。ここにはおりません」

こちら(illust/50050950)の企画に引き続き参加させていただきます。

□組織 福縁招きの社ミャーキス
□代表 ランコ
ポイント 100pt (強靭:7 知能:16 器用:5 機敏:2 幸運:70)

先代:フミコ(illust/53014716
「あなたは座を退いたのに、わたしに譲ってくださったのに、まだ、あなたの名残がする…」
先代絆相手:アンシアさん(illust/53089105
「私はあなたが、ご健在であったころ、あなたの民でありました。わたしは、あなたの民で、良かったと」
先代絆相手当代:レイシアさん(illust/53494088
「あらレイシア様、また抜け出してこられたの?いやだわ、かくまってしまったら怒られてしまう…なんてね
 ね、レイシア、お話しましょう?最近ゆっくりと過ごせてなかったものね。そう、聞いてちょうだい、可愛い子を見つけたの」


強い願いを抱くものだけを招き入れる招き猫の集う社。
(対価を払える手段のある、覚悟のあるものだけを招く、猫又の集う社)
どのような願いであっても叶え、福と縁を授けるとされている。
(望む福や縁を、誰かを呪うことによって当人に与える)
いつか、何かの反動が来ることだろう。

つまりはお金の大好きな猫たちがいる社です。
猫たちが願いの代償にと手に入れた金品は、社の奥深く溜めこまれ、
それは気の遠くなるような莫大な富を今現在も拡大させています。
どこかの山奥に立地している社は、けれど直接は誰も訪れることはかなわず、
けれども世界中のどこからでも訪れることが叶う、そんな所です。

今代表のランコは、元アクアヴィーテの民。欲の強さを先代に見初められ、引き取られた。
誰よりも上に立とうとする野心を持ち、誰と相対しても、その態度は崩さない。
いつかすべてを手に入れたいと、ずっと願っていたらしく、興味のあるのもに対しては全力投球。
生粋の猫ではない為か、呪力に乏しく、少しだけその点を気に病んでおり、
莫大な力を持ち、影響もいまだ強い先代に対して、少しだけ疎む気持ちを抱いている様子。

素敵な絆を結んでいただきました!罪人の国 バルドロ:碧衣の聖女 エイルさんillust/53377397
社の主は疲弊した国の噂を聞いた。
戦の絶えない国、きっと醜い欲が渦巻いていることだろう。今日もまた、愚かな願いを聞き遂げてやろう。
そんな思惑に反して、彼女の目前に凛として立つ存在は、けがれなく清純で、まっすぐな少女だった。
「聖女」の化けの皮をはがそうと近づいた猫は、いつしか「少女」の慈愛に癒しを求める。


「お初にお目りかかります、聖女様。私、あなたのその清らかさに胸をうたれた思いです。感動いたしました。
 どうでしょう、わたくし達社の猫は、あなたへあなたの国へ、福を招き入れるお手伝いをさせていただければと思うのです」
(ああ嫌だ、根っからの聖人なんて、存在するわけがないのに…。聖女様の化けの皮を剥がして、欲をさらけ出して差し上げましょう)
「さて、今回は…?そう、ええ大丈夫。この招き猫が『あなた』の願いどおりに福を呼び込んでみせましょう。
 …エイル様は何も知らない無垢なまま。聖女様にふさわしいのではないでしょうか…あら、いいえ、なんでもありません」
(今回の願いは…まぁあのあたりからの要望でしょうね。愚か者はどこまでも愚かだわ。学べないのかしら。
 …でも、そうね、この子は、そう、この子は違うわ。だって、聖女なんかじゃ、そう、そうね…)


「ね、エイル。あなたはとっても可愛いわ。とっても、まっすぐで、魅力的な女の子。わたしあなたのこと好きよ。とぉっても。
 …あら赤くなっちゃって、可愛い!いやだ、照れないで、これくらいのスキンシップ普通だわ。抱きつくくらい許して頂戴な。」
「エイル、私だけの、私の先生。あなたが私に、温かさを教えてくれるなら、私もあなたが知りたいことなんでも教えてみせるわ。
 エイルは模範的な生徒になりそうね。教え甲斐がありそう…私達、お互いに教え合えることがいっぱいあるはずね」


「私は福縁招きの猫。すべての願いをかなえてみせるわ。…その私に、幸福を問うの?困った子ね…。
 …幸福なんて、形のないものよ。霞のような物。つかんだように見えても、手に入れられないから、人はずっと求めるの」

「エイルは、人の醜さを知らないままでいいと思うわ。でもあなたはそれを良しとしないでしょう。
 そしてきっと、知った後もあなたは清らかなままだわ。…等身大のまま美しいあなたが好き。」


■■所属について
当社は、招き猫の集う場と銘打ってはいますが、金集めのための互助会のようなものです。
社に所属したい目的のある者で、社の損にならないのならば
来るものは拒みませんし、去る者も追いません。お気軽に所属ください。
また既知関係についても積極的に募集しておりますよしなに。

黄の歴史書に綿々と紡がれる社。もっとも直向きな願いを持った主が座した時代。
彼女が主として立った時代は、歴代の主の中で最も短いと言われている。
「私は、ずっと欲しかったものを、手に入れた」
そう言って彼女は、艶やかな幸福の笑顔を浮かべて、座を辞した。
彼女は「幸福の猫」であった、といわれる。

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2015-11-02 17:21:42 +0000