迷宮の只中であろうと 足取りは変わらず 留まらない叩きのめすために 打ち滅ぼすために 刈り尽くすために屍山血河の果てにある王道楽土を目指し例外など唯一つもなく 何もかも差し出し一片の躊躇も斟酌も未練も許さず一切合財を踏み越え 蹴散らし 進んでゆく幼子が怯えた恐怖の国を 滅ぼすためにただそれだけの 小さな祈りのために
2015-11-02 15:30:13 +0000