【千国大河】ミケ【第四期】

まかろに
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此方【illust/50050950】の素敵な企画に参加させていただきます

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夜な夜な行われる猫の会議、それはかつて福を招く猫達がひとつの国に身を寄せていた時代の名残
かつて一つの国に身を寄せ、福を呼び、絢爛豪華な時代を送った猫達は
後に自身達の呼びすぎた福により身を滅ぼし、国を滅ぼす

魔王が君臨したその時代、魔王の手により溢れ出す福を止められたからか
例え、それを今しろうが猫たちには関係のないことであった

しかし、運命は目まぐるしく変わる
国のあった時代、王の座に君臨するのは血ではなく「三毛猫の雄」というそのひとつだけ
何よりも幸福であり、何よりも貴重なその存在は国の中でも崇められていた

国が消えてからの歴史の中で姿を現すことのなかったその猫が顔を見せる
まるで合わせ鏡のように、二匹の三毛猫のオスが生まれ
そして別々の道を歩み始める

片方は「今こそ、集まりより多くの人々に幸福を」と叫び
片方は「小さなきっかけで、誰かが笑えばそれは幸福ではないか」と語る

いま、一族は大きな変化に立たされていた


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幸運を呼ぶ一族「マネキャ」一族
◆幸運の招き猫、ミケ

 「俺はすべての幸福を持ち合わせた幸福な三毛猫のくせに、一族としてはどべだって
  よく言われるけど、別にそんなもんどうでもいいんだよな。
  俺は俺、俺なりの考えと俺の人生があるからどうでもいいんだ」

◆身長:185cm 年齢:19歳
 一人称:俺 二人称:あんた、呼び捨て
 ポイント→90pt (強靭:40 知能:10 器用:10 機敏:0 幸運:30)

→今期からのアイテム
【禁忌の「本」と「鍵」】
 子供を作る禁忌の本には禁忌の本の持ち主であった
 シャムの手により鍵がかけられた。
 現在鍵はミケが持ち、本はエミルが持っている。
 禁忌の本を閲覧し禁忌を行うためには鍵と本がどちらとも必要。

→片翼
 本来は大きな翼が背中にはえていたが、もう一人のミケ猫と幼い頃であった際に
 言い争いの果てに互いの羽を傷つけあい片翼になった。
 本人は「飛べないから邪魔だけど、父さんとお揃いだから」といって残している。

◆第三期
父親:ウィクトル【illust/52801525
赤の歴史書
「父さん見てよ!俺今日はこんな硝子細工作り出したんだ!
 名づけて、父さんの嫌いなピーマンセット。これなら俺父さん倒せる気がするわ」

「父さんが居なかったら俺達一族はきっと前に進むことはできなかった
 そう言う所全部を含めて、俺は父さんを超える事は出来ないって思うんだ」

母親:ブルー【illust/52828390
白の歴史書
「母さんどうしたの、えっ何!頭つかんで何さ!
 母さんお願いだから目線合わせるのに強行手段にでないでよ!」

兄:アマデウス【illust/53314870
「やっほぉ兄さん元気?えっ俺?俺は滅茶苦茶元気だよ
 今はそうだなぁ、すんごい寒い所に居る。とにかくすんごい寒い
 どれぐらい寒いかっていうと立ってる足がすでに凍りはじめるぐらいかな」

「頑張って月1連絡はするよ…いや、あの、その…忘れてたらごめん」

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素敵な絆を結ばせて頂きました

遊戯自治領 ジュリシェシア
代表: エース・キゥールさん【illust/53321027

猫はまるで運命の糸に導かれるように、女の元へ歩み寄っていった

「此処が、噂に聞いてたカジノ?いやぁ、俺達一族的にどこのカジノも結構
 門前払いくらうんだけど、すごいね。本当に求めてると扉が目の前に現れた
 こんなに楽しくてわくわくすることはそうそうないね…!」

「此処の代表に会いたいって言って出てきたのがまさかのこんなに可愛い女の子とは…
 初めまして、ミケって言います。得意な事は幸福を呼び寄せる事
 あぁっでも大丈夫、此処の人たちをわざと勝たせるなんてしないから安心して」

「すごいな…こんな綺麗な加工品見たことない。
 俺のガラス魔法の何かにならないかな…エース、もっと見せてよ色んなものをさ」

「幸せって感情は不思議さ、他人から見たら「不幸だ」って思う事も
 その人からしたら幸せなこともある。大丈夫、決めるのは本人たちだよ
 ほら、前を向いて怖くなったら猫を思い出せばいい、すぐにいくからね」

「…エース、いやラヴィーナ。俺と契約をしない?
 此処で学びたい事があるからっていうのもだけど、それ以前に君と契約して
 君が俺の主になってほしいと思ったんだ。俺は一族ではドベって言われてるけど
 ラヴィーナがもし、俺を選んでくれるなら君がずっと笑って居られるように
 君が前をむいて毎日きらきら輝けるように俺は祈り続けるよ」

三毛猫の雄なのに力がない猫、片割れとは違うと
後ろ指をさされ続けた猫は常に心の底から楽しそうに笑っていた
そんな一族の声よりも家族の優しさが彼の心を明るくさせ
そして、自身を作り上げてきたものすべてが愛しくて仕方ないからこそ
毎日がまるで宝石のように輝き瞳に映し出されていた

そんな猫は、一人の少女に出会う
明るく華やかで、自身とは違う形で幸福を人に与える少女
しかし、その瞳はどこか曇っていることに気が付いた瞬間彼は
「彼女はどうすれば笑ってくれるのか」頭の中はそればかりになっていく

猫は後に彼女が自身の主になるとは知らずに隣へ立ち祈る
どうか彼女が前を向いて笑えますようにと

後に猫は少女と絆を結び歴史書に名を刻む
「歴代の中でも、一番三毛猫の雄としてふさわしい能力を持ち合わせていた」と


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2015-10-31 15:06:18 +0000