ホロウがエーアストをリーダーに据えた理由は二つある
1つは「計画の妨げとなるような行動をとる可能性があったツヴァイトに対する能力の相性がよく、能力の相性が良くないドリットはエーアストに懐いていた」ため
もう1つは「計画の進行に伴い彼女達が反抗した場合、エーアストは簡単に洗脳でき、洗脳した彼女を使って鎮圧すれば良い」と考えていたため
思惑通りに事が運ぶと考えていたが、エーアストはホロウが考える以上に「一徹」だった。
強靭な自我で洗脳を耐えきり、反撃に転じるエーアスト。
しかし、エーアストが能力を発動した瞬間、彼女のモノであるはずの魔砲が宿主を取り込み始める。
ホロウは洗脳ではなく、エーアストの魔砲「メタリオン」を操り、彼女の意識を封じる方法に切り替えたのだ。
黒く澱んだソレは、エーアストの体を這い回り、エーアストの意識を奪って行く。
必死に抵抗を試みるが、自身の魔砲がどれほど堅いかは彼女が一番良く知っていた・・・
薄れ行く意識の中、彼女はホロウにすがりつくツヴァイトを目にする
(・・・ツヴァイト・・・ドリット)
「——————さぁエーアスト、アナタの主人は誰?」
問いかけるホロウにゆっくりと向き直る彼女の眼に、今は何も映っていない
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【ユーヴェル=エーアスト】
魔砲:烈甲(メタリオン)→絶甲(ウルメタリオン)
ホロウに掌握され、変質した魔砲「ウルメタリオン」に取り込まれてしまったエーアスト。
ホロウ以外からの言葉は届かず、非情な命令も遂行し、完遂するまで戦い続ける。
目録【illust/53187532】
以前のエーアスト【illust/42869829】
2015-10-24 12:39:13 +0000