神隼人がネーサー鎮守府(ネーサー本部から少し離れた位置にある。そう遠くない)に着任して2か月後… 陸奥「ええ、何せうちの提督…もとい、司令はネーサーの司令官が本業だからね。それでいずれ再び来るであろう恐竜帝国やインベーダーの脅威と戦う為に、新開発のネオゲッターロボの3人目のパイロット候補をスカウトしに行くのよ」 鈴谷「ほえ~、そんなのと戦うのも見越してるんですかァ…どっちも5年前に滅びたと思ったら、まだ生き残りがいたんですねえ…あ、それじゃあ私達もそいつらと戦うかもしれませんね」 陸奥「でしょうね。でも、巨大なサイズのメカザウルスやインベーダーでは、いくら艦娘といえどサイズや特性上劣ってしまうかもしれない…まあ、うまく立ち回れば勝てるかもだけどね。まあゲッターの方も、ゲッター線が制限されてるし、ネオゲッターはプラズマ駆動らしいけど…でも、だからこそ今は艦娘だけじゃなくゲッターロボが必要なのよ」 鈴谷「なるほど…(まあ最後の一人が入れば、この前みたく司令が深海棲艦相手に無茶やらかさないだろうし、万々歳か)」 その日の夕方、談話スペースでテレビを見ていたが… 睦月「ねえ、ちょっと、アレって…」 川内「なになに?夜戦??」 吹雪「そんな川内さんじゃないんですから…(苦笑い)」 鈴谷「ん…?おわあっ!?」 女性レポーター『ご覧ください、メカザウルスです!5年前に壊滅したはずの恐竜帝国のメカザウルスが暴れて…あぁっ!?あぶなっ!!』 そこには、横浜中華街付近でカメラの前でガレキをよけるレポーターと、その向こうで高くそびえるメカザウルス・ドバが映し出されていた!! 一同「!?!?!?」 最上「どっ、どういう事!? 恐竜帝国に…それに、メカザウルスって…!?」 霧島「どっ、どうもこうも…言葉のとおり、5年前のあの…恐竜帝国が現れたって事ですよ!!」 夕立「ああぁ…深海棲艦だけでも厄介なのに…またなんか来ちゃったっぽいーー!?」 睦月「提督…大丈夫かなあ」 鈴谷「ああ…これって…神司令達が予期してた通りの事に…(ワナワナ)」 レポーター『ん?今、戦闘機が3機飛び立ちました!メカザウルスに向けて飛び…(ガシュ、ズシュ、ガキーーン!!)ええっ!? い、今!戦闘機が合体して、巨大ロボに変形して降り立ちました!あれぞまさしく…ゲッターロボ!ゲッターロボですよ!!』 カメラマン『ちょっと、天海さん!落ち着いて!!』 鈴谷「!?」ガタッ 睦月「ど、どうしたの鈴谷ちゃん?いきなり立って…」 鈴谷「あ、うん…ちょっとね、あのネオゲッターロボが出たもんだからね。 …にしてもマジか、あのネオゲッターを出してくるなんて…恐竜帝国といい、とうとう来るべき時が来たって感じかな。…じゃあ、3人目のパイロットはスカウトできたの…?)」 ズシュ、ドガア! 鈴谷(あれ?なんか動きがおぼつかないなあ…さすがに乗ったの素人ばかりじゃあ無理あったかな?) ブオン…ドギャアン!(テッテッテー♪テッテッテー♪) 一文字號『チェーンナックルゥ!』ズギャア!ドギャガ! 號『ショルダーミサイルゥ!」ドシュドシュ! 鈴谷「おおっ!いいぞいいぞ!そのまま一気に逆転だァ!」 睦月「ああ~、さっきまでは動きがおぼつかなくてやられっぱなしでハラハラしたけど、巻き返せて良かったぁ~」 吹雪「ホントにね~(なんだかそういった意味では他人な気がしないや)」 鈴谷「あ~よかった、これならいい感じに勝てそう…ってか、ネオゲッターの武装ってあんな風なんだ…前のゲッターとは違うんだねえ」 ドガアン!(ロケットパンチ) 號『うあああっ!』 ドシュドシュドシュ!ズガガ(ミサイル) 鈴谷「ちょっ、おいおい今度は劣勢だし!?」 陸奥「大丈夫」肩ポン 鈴谷「えっ?」 陸奥「提督達の…ゲッターを信じましょう」 鈴谷「ゲッターを、信じる…そうか、そうですよね!これぐらいで、負けない!負けちゃだめだ!」 そして… 號『プラズマァァッ!サンダァァァッ!!』 ズギャアアアオッ!!…バリイィッ!! メカザウルスパイロット『ゴ、ゴール様ァァァァ!!』ドゴーーン!! 鈴谷「やったあ!ゲッターが勝ったよぉ!」 睦月「やった!やったよお!」 川内「うっひょおお!こりゃあいい夜戦が見れたぜえ!!」 霧島「ネオゲッターロボ、その性能しかと見せて頂きました」 吹雪「そっか、あれが司令官が完成させようとしてた、新しいゲッターロボなんだ…なんだか壮観だな~…」 談話スペースで湧き立つ一同でした…。 その頃、執務室― 陸奥「はい…はい、わかったわ。もう少ししたら長門はこっちに戻るのね…了解(受話器ガチャン) …さて、明日にはこっちの面々と会う…か、どんな人だろうな~3人目のパイロットって…」 終 *時期的にはゲッター艦娘を建造する前です
2015-10-15 07:05:26 +0000