千国大河【illust/50050950】に引き続きお邪魔します。
「いらっしゃいま、っ…お、男の方…ああ、奴隷の方、ですね…」
「…男性も女性も、誰も、なにも気にしないで、過ごせたらいいのに…」
❀フキョウ・L・ステファネッリ(扶筺・L・Stefanelli)
女/16歳/160㎝ わたし/貴方・お客様/~さん
先代 レイセキ・ステファネッリ【illust/52444485】
「ママ、またその話?ううん、でも聞かせて、お母様のこと」
先代絆相手 死へ誘う深淵 リートレーネのアンセムさん【illust/52305312】
「お母様、一度でいいから会ってみたかった。…また、ママの大切なリボン、見せてもらおう」
姉妹 死へ誘う深淵 リートレーネ 嘘愛の歌姫 リフさん【illust/52806816】
「リフ、またすぐに会いに来るから、そんな顔しないで。…わたしもあなたが好き。でも、あなたの声を聴く前から好きよ。だって、生まれた時、生まれる前からずっと一緒なんだもの。ね?」
空の色と角を持つウサギの種族。血筋ごとに特殊な血を操る能力を持つ。
ステファネッリ家の場合は「他人の血をリボン状に加工することで、対象の持つ特殊能力/特技等を保存する」というもの。
このリボンは、身につけて使用することでその能力を一時的に得ることができる。(使い捨て)
ステファネッリ家は何世代も前にトウグウに定住し、その能力を生かして「他人の能力/特技を売買する」ことを生業としている。
フキョウの持つ色は「朝に青く染まる空の色」。つい数ヶ月前に先代より家業を託された若き店主。
彼女は先代がパートナーであったアンセムの宝石を媒介に生み出し、いずれ家業を継ぐためにとトウグウで生まれ育った。
しかし、彼女が生まれてからのトウグウは怒濤の時代であった。
幼い時にごく普通に接していた男性達の権利が奪われ、蔑まれるようになっていく様子を見ながら育った彼女は、一度自由を得てから再び虐げられるようになった男性達が不満を募らせ、それでも不自由を強いられていく様に間近で接していた。
幼い時の友人だった少年は、今は奴隷として目の前にいる。
彼女は先代と違い、男性たちを自分と同じ立場のものだと見ていた。
そんな彼女が、虐げられ、不満を募らせる男性達を怖がるようになったのは、無理からぬことだろう。
先代から教え込まれた話術、客あしらい、血を操る技術や知識はお墨付きのもの。
しかし、男性が近くにいる時はどうしても怯えて内気になってしまうようだ。
フキョウは
ステファネッリ家の「他人の血を赤いリボン状にし、能力を保存する」能力に加え、
アルカナ・ディーヴァの影響を受け「他人の血を青いリボン状にし、記憶や感情を保存する」能力を持っている。
どちらも身につけることで能力を一時的に使用したり、記憶や感情を読み取ることができる。使用後は消える使い捨て。
アルカナ・ディーヴァの呪いは受け継いでいるが、積極的に歌って能力を使うことは少ないため、進行は比較的穏やか。
アルカナ・ディーヴァの能力についてはこちらから【illust/51725393】
❀所属国 女尊男卑の国 トウグウ【illust/52803143】
自分の家族や家業は嫌いではないし、女尊男卑に嫌悪感があるわけでもないが、急に国の方向性が変わったこととその経過について、少し恐怖感を覚えているようす。
「陛下も、先代皇帝陛下も、どうして…また苦しめるくらいなら、飴なんて与えては、いけなかったのよ」
❀素敵な絆をいただきました!
ハクヒさん【illust/52911336】
「お、男の方…!そ、そうよね、国の外だもの…すみません、なんでもないんです」
「…国の外には、いろんな人が、いろんなものが、いろんな国が、あるんですね。…あの、もっと…お話、聞かせてもらえませんか…?私も、私の持ってる、記録でよければ…少しでも、ハクヒさんが探すものの助けに…なれば、って…」
「いつか、あなたの探すものが見つかる所まで…ううん、その先まで、一緒に、いてもいい、ですか」
広い世界を知って、彼女は小さな一歩を踏み出した。
彼女にとっては広い世界を知りたい、大切な人の役に立ちたい、傍に居たい、きっとそれだけのことだっただろう。
けれどそれはきっと、この国で紡がれるこの一族の物語にとっては、大きな一歩になる…かもしれない。
いつか跡継ぎが店を継げるようになったら、一緒に旅をしましょう。先日、国の近くまで来てくれた大切な人との約束を胸に、彼女は以前より少しだけ嬉しそうに店を開ける。
❀絆について性別、歴史書の種類等関係なく、キャラクターの組み合わせが面白いと思える方ならどんな方でも大丈夫です。
同性の方でも子供を作ることができますが、その場合フキョウは死亡します。(アルカナ・ディーヴァの能力を参照)
男性の方が相手だと対話もたどたどしくなると思いますが、それが面白い!という方がいればお待ちしています。
2015-10-07 15:47:05 +0000