【千国大河】財宝の国 オブリトーシュ【第二期】

やこ
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こちらの企画【illust/50050950】に2期もお邪魔させて頂きます。

♘財宝の国オブリトーシュ(詳細【novel/5790806】)
骨負いの碇・ガルカロと同盟を結んだ事により、海から物資が行き交うようになり、小規模な港街として定着しつつある。
また、海からの客をもてなすための酒類取引が特に賑わいを見せた。
公にされていないが平和な国らしく発展している反面、陸からの不法侵入者による国民の連れ去り・売却が後を絶たない。
ショーケースに仕舞われていた殆どの財宝達は戦う術を知らず、事態は悪化の一途を辿っている。

♘先代
先代絆相手さま:骨負いの碇・ガルカロ ディオンさん【illust/51778708
「まさか一度沈められた後、またこの国に戻って来ようとは…
 ですが、"以前の"オブリトーシュと打って変わり、民に随分と笑顔が見えます。
 これも貴方のお力なのでしょうか?

 国民は貴方の真似ばかりしています。この国の生まれでは無いのに、貴方は随分と愛されている。
 ………見習わなければいけませんね、私も。本当に
第一期オブリトーシュ代表:ヴエリタ【illust_id=51715082】
先代絆相手さま今期:骨負いの碇・ガルカロ ダイアナさん【illust/52552552
「…よくいらっしゃいました。それより。また酒場で酔い潰れたと、貴女の大事な船員達から聞きましたよ。
 大人になり酒が飲める理由は加減が出来るからだ、とどなたかが仰っていましたし、
 少しは大人の女性としての自覚を…

 …ダイアナ、話は最後まで聞きなさい。そちらは酒の貯蔵庫しかありませんよ。」
「(姿勢や口調がどんどん父君に似てきたように感じる。眼差しの強さも…。救われるような笑顔も。
  …国としてではなく、幼馴染の一人として。私自身は、彼女に何が出来るだろうか。)」

***素敵な絆のご縁を頂きました***
サン・ビランシア公国ヒルトルートさま【illust/52303579
この窮状に手を差し伸べたのは魔力の篭った鉱石を産出する鉱山国、サン・ビランシア公国だった。
魔力と相性の良い武器は瞬く間にオブリトーシュ全域へと広がり、サン・ビランシア公国の
高い結界技術を学ぶ者で王宮の書庫は賑わった。

不法侵入者の数は激減し、許された者のみが立ち入ることのできる魔法要塞国として、
オブリトーシュは真の意味での発展の「兆し」を、漸く手に入れた。
「…初めまして。ようこそ、オブリトーシュへ。歓迎致します。
 サン・ビランシアの素晴らしさは常々聞き及んでいました。
 是非、貴国とは有益な関係を築きたい。
 こちらからお渡し出来る物は限られていますが、可能な限りお応えしましょう。
 
 手始めに気に入った宝飾などひとつ、持ち帰られてはどうでしょうか。どうぞ、此方へ。」

「(独立等と随分強気な事をする国の王だ、どんな女傑が現れるかと思っていたが…
  …彼女自身、国王として振舞うことに慣れていないように感じる。

  …それでも、必死に此方の話を聞いている。…私などより、ずっと王らしい。)」

話をする内、王としての未熟さを感じながらも、民や国を想う心に惹かれてゆきます。
人そのものを愛せない自身にとって、彼女のひた向きな姿を目にする事は、かけがえの無いものになりました。
「…この後鉱山へ?危険な場所なのでしょう、当然道は険しいでしょうし、
 何より貴方は女性です。怪我をして、もし肌に傷が残りでもすれば…

(…信じられない。私のかつて居たどの家の娘も、一度も"山に入る"等と口には…。
 私の常識が可笑しいのか?先ほど用意させた夜会服…邪魔になるのではないだろうか…)」

「…正直な事を言えば、私には恐らく一生掛かろうと消え得ない、とある憎しみの記憶があります。
 …だが、それも貴方を見ていれば、少しずつ融けていくようで…

 私の代わりに、この国を、人の姿をした我が同胞を、愛してはくれないでしょうか。
 …不名誉でしょうか、貴方にも帰る国があると言うのに、我侭を言っているのは承知しています。

 それに、随分と回りくどい言い方でしたね。永遠に私と共にある気は無いか、聞いてみようと思ったのです。
 …貴方の驚いた顔は、いつ見ても…私は笑うのが苦手ですが、自然と笑顔になる。
 ヒルトルート。私が唯一愛すことのできる人。

▲財宝達に"恋人"の概念が生まれました。

♘代表✵アルゼンタ
極寒の大地を住処としていた狼たちの頭領の「骨」を使用した剥製。
表面には一族で最も良い毛並みであった自身の弟の毛皮が使われている。
オブリトーシュ近くの海の底から引き揚げられたため、瞳の中は水が揺らめくような影を作る。
粗野そうな外見には似合わず、非常によそよそしい敬語口調。
代表の座に就きながら数少ない"戦う事のできる財宝"のため常に前線に立つが、国の現状に限界を感じていた。
剥製として数々の名家と共にあった過去から、あらゆる集団の父となる素養を持つ。

隠してはいるが先代代表に望まない人化を強制的にさせられたため、国を守る意思が弱い。
一族を根絶やしにされた過去もあり人間そのものにあまり良い感情を持っておらず、
オブリトーシュの国のあり方について悩む日々が続いている。
しかし、「覚悟がない」と言いながら本心では"家族"というものへの未練が捨て切られていないせいか、
今の現状を打破できないものかと様々な思考を巡らせている。

容姿は弟が恐らく人化したらこうなるだろうという姿であり、本来の姿はまた別にある。
せめて人として弟が幸せに暮らせたらという願いが込められているのは誰も知らない。

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2015-09-05 09:22:22 +0000