2/2
KATE@現在多忙◆仄暗き水底国
◆幽闇の姫王 （一人称：私 年齢：18以上）
◆25pt（強靭：５ 知能：11 器用：２ 機敏：５ 幸運：２）
「王は私よ。喚くしかできない死人は黙って私に従っていなさい」
「鎮魂の為に私が歌っている？とんだ思い違いよ、お涙ちょうだいの童話じゃあるまいに。自分の都合の良いようにしか考えられない頭をしているようね」
「……私だって、好きでこんな性格をしているんじゃないわ」
「何も感じない訳ではなく、けれどそこまで強く何かを感じることもできないの。私は歪だから」
◆幽闇の姫王 ウィムズ Yuyami-No-Himeoou
友人であった歌姫の死を惜しんだ先代女王により、彼女の宝石を媒体として作り出された。
きつい物言いの割には後ろ向きな思考が強く、近寄りがたいと思われがち。本人も人付き合いを極度に苦手とする。ただし人と話すのが嫌いなわけではない。
水底国の女王として立った時点で既に生死の概念を失った為、姉妹とは異なり、アルカナ・ディーヴァの呪いは発症していない。
また、純粋な「統治者」でない為、前代たちに比べて死者鎮めの要としてはやや力が劣る。これを補う為、歌声に宿る≪理性に干渉する能力≫を使用し、時折鎮魂歌を歌うことがある。
特殊な誕生故か、欠陥ともいえるレベルで情動が少ない。きつい言葉にも感情はほとんど伴っておらず、分かりやすく親愛を示せたのは今のところ片割れたるアンセムのみ。
◆絆
花舞う溟海・菫青宮 曙様【illust/52430520】
「愛する家族がいて素敵なものに囲まれて、いつも楽しくて……おめでたい幸せ者ね」
「死者の信仰は既に妄執よ。もはや呪いと言っても良い。死はすべての縁を断ち切り、すべての幸福の対極にある。そんなおぞましい国の民を直視し、その王を受け入れるだけの力が、あなたに果たしてあるのかしら」
「あなたに聞かせる為に歌っているのではないの。勝手に聞いて勝手に感想を述べられてもね。……私の歌など姉妹とは比べ物にならないというのに、物好きだこと」
最初は何も考えていなかった。特に何も感慨を受けなかった。けれど少女はその名が示すように、真っ暗だった姫王の闇を晴らしていった。
死者の国、水底の冷たい都。誰かの愛の残骸でしかなかった少女が、始めて心を傾けた。
「鬱陶しいはずなのに、理解なんてするつもりもなかったのに。これからもこのままずっと何も感じないままだと思っていたのに、ああ、あなたってどうして。……なんて、馬鹿なの。曙」
傾いて転がり落ちて、触れられたいと願う感情の名を愛という。
「あなたなら、あなただけ。―――ええ、死んでも良いわ。……もう死んでるだなんて、間抜けなことは言わないでちょうだいね」
◆仄暗き水底国 Honoguraki-Suiteikoku
水に関わることで死んだ者が集まってできた水底の国。半分ほど異界側にある為、どこにあるかは曖昧。
大半の民が死者な上、未練があったり恨みつらみを抱えていたり、既にまともな自我が無かったりとと性質が悪い。
稀に生者もいるが、暗く沈んだ民の中では生の輝きそのものが異質である為、悪目立ちする。
先代が結んだ同盟により、リートレーネを目指した死者を始め自死者の流入が以前より多くなっている。
国王は為政者というより、死者が外に出ないよう国内に封印しておく役割の方が大きい。
◆既知関係
姉妹：虚静の歌姫アンセム【illust/52305312】
「私なんかよりアンセムの歌の方が素晴らしいわ。ずっとだって聞いていたい」
→心優しい彼女が死者の国に留まらなくて良かったと思っている。数少ない親しい人間。
母：仄暗き水底国 仄暗の女王ミザーナ【illust/51741555】
「アンセムの方があなたのご友人に似ているのでしょ。だからいつもは眠っているくせに、あの子が来る時だけ目を覚ます。……都合の良いこと」
→特殊な関係である為、普通の親子のような愛情は無い。先代としては敬っている。王としては育てられたが、娘としては育てられなかった。
母(?)：死へ誘う深淵リートレーネ 偽計の歌姫ノイズさん【illust/51725393】
「会えはしないことなんて知っているし会いたいとも思えないわ。私のもう一人のお母様と呼べそうな人だっていうのにね」
→会ったことはないが、何となく同族嫌悪のようなもので会っても仲良くできなそうだと認識している。
◆仄暗き水底国・所属条件
１死因が水に関連する死者（海での戦死、入水etc）
２不慮の事故で訪れた生者（船舶の転覆、水場での滑落etc）
３前期において、水葬された者、および水場の近くで何らかの強い感情を抱いて死んだ者←new
・旅人の滞在も可能。ただし入出国はすべて姫王の手を借りねばならない。
◆絆について
「直轄地の規模が拡大すること（他国を飲み込む形での併合、全面戦争など）」以外なら可。
また、どんな形であれ次代の王になること即ち死者の王として永劫水底国に留まることを指します。
姫王ウィムズの婚姻は政略でも恋愛でも。種族年齢性別は問いません。（※ウィムズは厳密には生者でなく、また特殊な外因がない限りほぼ不老不死）
既知関係も募集中。
不明点あればお問い合わせください。キャプションは編集中です。
◇二日以内に返信が無かった場合、お手数ですが再送お願いします。
2015-09-01 13:27:53 +0000