一瀬グレンはある男を追っていた
「やはりてめえか・・・!あの時のやつだな!?てめえは何をしやがった!?何を企んでやがる!?百夜教の生き残りか!?」
男は答えずニヤニヤと笑った
「てめえ・・!!」
するとグレンは刀を抜き 背後に突き立てた
するとグレンにもレンガの壁越しに刀が突き立った
「この殺気に反応するとは大したものだ さすが中佐だな」
背後から声がする 目の前にいる男よりは若いようだ
「誰だ・・!?こいつの仲間か!?」
「そんなところだ 後は俺が話をつけよう、あんたはガンスリンガーとお話があるだろう?行きな」
男は再び不気味な笑いを浮かべると振り向いた そしてそのまま消えた
「一体何者だ・・!?吸血鬼でもなさそうだが」
「別の世界では一緒に仕事をした仲だと思うがね」
「ふざけるな、お前のようなやつなど知らん」
「そうだろうな」相手は鼻で笑った
「おふざけはこれくらいにしておこうか、俺たちは世界の傍観者、創造者、そして破壊者さ・・・そして『真実を見極め、答えを求める者』こんな説明でいかがかな?中佐」
「そうか、よーくわかったよ・・・つまりは『精神異常者』だな!?」
「当たらずとも遠からずだ それくらいの無礼は許してやるよ中佐」
グレンに突き立たる刀がより一層突き立てられた気がした
「何がしたいのかは知らんが・・・俺たちの邪魔をするつもりじゃないようだな?」
「それはないよ、一つ面白い事を耳にしてね 聞きたいか?」
「ほう、それは何だ?聞かせてくれ」
「人間に吸血鬼と手を組んでいるものがいると聞いた」
「何!?」グレンの体が硬直する
「その様子では、どうやら感づいていたようだな、俺もわかってるわけじゃない、それはあんたが恋心を寄せていた人物か・・あんたの仲間か・・・それともあんたが裏切者なのかな?中佐殿」
「・・・お前はどう思うんだ?」
「さあね、俺は予知能力なんてない・・後は風が吹けばわかる事さ、問題はだ・・自分にとって大切な者だった場合そいつを始末できるかだよ そう思わないか?中佐」
「たとえ裏切ったとしても、俺は必ずともそれを卑怯とは思わねえ、戦場じゃぁ誰がいつ勇敢か卑怯に転ぶかわからねえからな、裏切る勇気だって、明日の勇敢への布石かもしれねえじゃねえか」
「へー・・てっきり憤慨するものと思ってたが、グレンちゃんも成長したんだな うれしいよ」
「てめえは何者だ?俺をいつから知ってる?」
「それについてはおいおいな・・・おおそうだ、今日は誕生日でしたね中佐、おめでとうございます・・・お仲間がお待ちかねだよ、早く行ってあげな」
男は刀を抜くとそのままどこかへ消えた 走り去る音すら聞こえなかった
「何なんだあいつは・・!?俺はどこかであいつと会ったのか?」
グレンにはその答えはわからなかった
深夜「グレンどこ行ってたのさ?僕らからのプレゼント受け取ってもらわなくちゃこまるよ」
グレン「ああ、すまねえな ちょいと野暮用で・・・っていくら俺が好きだからって作りすぎだろ!まぁ 無性に食いたい気分だからいいけどよ!!ウグッ・・!!」
五士「隠し味もイケてるだろ?特性の鬼泣き辛子だ こいつは派手にイクぜー!!」
美十「デザートも用意したから問題ないわ」
暮人「グレン、今日は誕生日だそうだな?俺からも祝ってやろう、それを食ってる時にされるとさぞ苦痛だろう ショウガ科の多年草で英語名ターメリックといい、インド料理や薬用にも使われるものであり・・・」
時雨「それはウンコでなくてウコンです グレン様の食事の邪魔はなさいませんように」
小百合「はわわわー!!なんてはしたない!!グレン様が食べられないじゃないですかー!!」
グレン「気にするな、それくらいで食えないことはない、そういう屈辱には慣れっこだからな あー、うまい うまい!!」
深夜「プププ、辛くて食べられないってのに・・・それでも我慢して食べちゃう仲間思いのグレンは、本当に嫌いじゃないんだよねー・・・」
アンケート:ほっほっほ、そうかね グレン中佐も大好きさ、おいらも大好きでゲス!!
暮人「まさかアレがカレー味のウンコだとは夢にも思うまい」
優一郎「エーー!?」
暮人「聞いたな!?こいつ!!」
グレン「こいつぁうめえや、お代わりどんどんくれ!!」
深夜「フフフ、僕らの絆は金太郎飴より甘いのさ」
フェリド「すうんごぉーい!!どこまで斬ってもミカくんの顔だ!!」
ミカエラ「僕をなめるな!!」
うん、僕も一から原作読みたいけど中々暇がないんだよねー
シノア「はっはーん・・なるほどぉ、なまけ者なんですね?(鬼呪装備)」
2015-08-28 13:17:15 +0000