【魔花】リサ・アイルライン【花嫁】

緋煉

*嫁ぎ先が見つかりました!

邪神蛇王『イグ・ゼノ・アルテーノ』様【illust/51696591
(呼び方:アルテーノ、アル、夫殿、等)

――キミに逢うのは これで3回目かな――

 かの魔王は多くの人間に恐れられていた。
 その魔王の気を鎮めようとして選ばれた生贄に、彼女となった。

 ――しかし、魔王が選んだ生贄は彼女ではなかった。

 魔王の気まぐれによって生き残った彼女の中に芽生えたのは憎しみと愛しさ。
 

「嗚呼ようやく逢えた…御機嫌よう、わたしの夫殿。わたしはこの日を待ちわびていたよ…キミと殺(アイ)し合うこの日を!
キミの目に魅入られた、あの日から!」


 その身に纏う赤は彼の赤。
 わたしから『死』を奪い、その目によって魅入られたあの日から“赤”はわたしにとって愛憎の証。
 そして死に装束の色となったのだ。

「この赤が黒く染まるまで、わたしと殺(アイ)し合おう、アルテーノ……!」

 わたしはキミのものであり、キミはわたしのもの。
 キミが死ぬ時は、わたしも一緒。

 元々はキミの為に捧げようと思っていた命だ。
 キミの首を絞め、弱っていくキミの鼓動を子守唄にして、キミの傍らで一緒に死(ネム)ろう。

「嗚呼、こわいなァ。
これから先、ずっとキミの傍にいると思うと、シアワセ過ぎて、こわいな。
どうかわたし以外の手で、愛(コロ)されないでくれ。
わたしの憎(イト)しいヒト……フフフフ、アハハハハハ……!!」


――双つの赤が、今宵も笑う――

+キャラクター紹介+
リサ・アイルライン
* 一人称:わたし
* 二人称:キミ、○○(基本名前呼び)

+性格について+
* 元・死にたがりの魔王様ラヴなヤンデレ系(またはメンヘラ系)嫁。
* 彼女にとって「愛情」とは「憎悪」であり、また「憎悪」とは「愛情」という狂愛的な思考。
* 「愛し合う」=「殺し合う」
* 「憎い」と書いて「いとしい」と読むヒト。
* とにかく魔王が苦しみ悶える姿が見たいが故に暇なし殺しにかかる。
* 理由が欲しいという場合は何かしらこじつけて口実を作るタイプ。
* 死なないとわかっていながら、とりあえず武器になるもので攻撃する。
* 元々自殺願望が強く、魔王が構ってくれないと何の躊躇いもなく自分を傷つけるタチ。

「キミを殺す理由?理由が欲しいなら、…嗚呼、昨日食べようとおもったおやつを食べられたことかな。
食べ物の恨みは怖いっていうからねぇ?キミを殺す理由としては十分だろう?だから、ほら、素直に殺(アイ)されてくれ。
大丈夫、すぐにわたしも逝くから。一緒ならいいだろう?なァ?フフフ…アハハハッ!」


「子供?嗚呼キミが望むならいいよ。
もしもキミより先にわたしが死んでも、子供がキミを殺してくれるし。
もしもわたしより先にキミが死んでも、子供と殺し愛が出来るだろうなァ。
嗚呼、実にすばらしい家族図だ。そう思わないか?」


*関係者様
 
『パオフォ』様illust/51694081
「パオフォ、針治療を教えてくれないか?嗚呼、憎しいヒトにいつかやってあげる予定なんだ。魔王にも効く激痛を伴うツボというのはあるんだろうか?」

「キミは仕事以外の動きは実に荒々しいな。針治療の時の静けさは何処へやら」

「パオフォ、魔王に嫁ぐことになった。そう嫌そうな顔をしないでくれ。わたしは嬉しいんだ。これでようやく、わたしは殺(アイ)されるのだと。だから、祝福してくれ」

「そうか、キミも魔王のところに嫁ぐのか。おめでとう、パオフォ。合間を縫って手紙の1つでも贈ってくれたら嬉しい。お祝いに何か贈ろうか?なにがいい?」

『シンシア・フォーリー』様illust/52506350
「シンシアはわたしに生きろと言ってくれる。だから今まで生きて来れた…だからこそ、だ。十分に満たれたわたしに残されているのは“死”だけなんだ…」

「妹、ね…傍から見ると逆に見えるのは、あえて突っ込まないでおこうか、シンシア。でも小さくなったキミは、実に可愛らしい」

「嗚呼シンシア、キミも嫁ぐことになったのか…良かったら嫁ぎ先の魔王の話も聞かせてくれないか?キミが良かったらわたしが殺(アイ)し合い方をレクチャーしよう」

「キミの婚約者は魔王よりも下等だった。嗚呼心配いらないよ。大事なわたしの幼馴染であるキミを傷つけた男だ。キミの今後に悪い影響を与えないよう、物言わぬ姿に変えただけだ」

*随時キャプションは変更中

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2015-08-21 16:59:35 +0000