【千国大河】天花楼【第一期】

ばぇ
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【千国大河】illust/50050950 よろしくお願いします。

■組織 天花楼(あまつはなのたかどの/テンカロウ)
■代表 泥輪(でいりん) 24歳/女
ポイント 10pt(強靭:0 知能:3 器用:6 機敏:0 幸運:1)

■天花楼
 あふれ咲き誇る《薄花》によって空中に浮遊する島と、そこに造られた楼閣の街。
 天花楼はこの島そのものを指す言葉であり、島の中心の大楼閣の屋号でもある。
 島は薄暮れから未明の空を、星を追うように漂っている。仄暗い街道はいつも酒と花の香りがする。

 常春の夜のようなこの街では、取引されるのもまた花である。
 花を使った細工物、花を模した細工物。
 かすかに光り、また軽いものを宙に浮かす《薄花》は酒にも香にも使われている。
 そして、花で染めた服を纏い、髪を飾り、花の香を流す女達がいる。

 生まれた者であれ、流れ着いた者であれ、この地に根付いたものは皆一様に花を模した紋を体に刻んでいる。
 《薄花》は心に染みる。星に向けて漂う為に、花は人の心(あるいは夢か、また魂というのか)を吸っているのだ。

 ここはかつて魔王と呼ばれた男が作らせた花籠だった。
 当人が通ったことなど数えるほどで、その足さえ絶えて久しい、徒に打ち捨てられた花籠である。

■代表 "二十重の花か子"泥輪
 大楼閣・天花楼の第一位である女。泥輪は芸名であり、本名はしずこ。
 《薄花》との親和性が高く、15で紋を刻んでから着々と人気を集めて今の位に到達した。
 花の紋もすでに全身に及んでおり、心を吸われて夢うつつに呆けていることも増えたが、客あしらいは変わらない。
 根が真面目な反面、冗談が好き。
「わっちがここらで一番高いのは、あんまりぼーっとしてる時間が長くて、滅多に仕事ができないからですよ」と笑う。

素敵な絆を頂きました!(8/25)
咒鼎来祇奉業胤赫樂(昶陽晴)様【illust/51739523
呪術医・祈祷師として、泥輪の喪心の進行を留める祈祷と治療をご依頼しました。
共に研究を行い、天花楼の住民達の為に、対抗策を考えていきます。
「はるばるこのよいの里までようおいでくださいました。魄神国の咒鼎来祇赫樂さま。
 わっちは国を離れられぬ身故、こうして足をお運び頂くこととなりましたが
 せめてご逗留の間は心安くお過ごしになりますよう、何なりと申し付けくださいまし」
「では早速ですが、…………………………あ、気が抜けておりました。
 ウン、こんな調子ですから、お堅くしてもしかたありませんね。少し気安くいたしましょ。
 わっちのことは泥輪とお呼びなさって。わっちは、えー……と、赫樂センセ。センセってお呼びしますね」

「この里では、長く暮らす内に心を喪くすのが当たり前のことなんです。
 でもねえ、ほら、この前灯がともったでしょう。白いあかしが……。わっちも夢うつつに見ておりました。
 センセは昔の、自由な時代をご存知でしょうや? この里はそれを知りません。
 ―-この先はそうなってもいいと思ったんです。昔のことは昔のこと。
 何百年続けてきたことより、それを一晩にぱあっと、やり直せる方が偉いことだってあるでしょう。ね?
 だからセンセに来て頂いたんです。わっちはまだまだ気をしっかり持たないと」

「センセのそのお顔の黒い所は、触っても平気なんですか?
 移るかどうかなんて気にしませんよ、触って余計に痛むんならやめとこうと思って」
「わっちはそれも好きですよ――ほら、センセお顔色が悪いから、見てて自分の方が元気な気になるんです。 嘘々、冗談。センセはね、素直に怒ってる時の方が可愛らしいですよ」

「ねえセンセ、わっちに今何ができましょう。先に何が残せましょう。
 本当はただ、心が次第に花に溶けて、何もかもわからなくなるようなことが、恐いだけなんです。
 赫樂さまは、私を助けてくれますか。私の事、先にもずっと、覚えていてくれますか……?」
「昶陽晴様――あきら様。陽の通らぬこの里で、私が初めて会えたお天道様。
 黒くて赤くて、執念深くって……でもお優しい方。私は、貴方のものですよ。可愛い人」

***

「あきら様の考えなさった黒い紋、少しずつ効き目が出てる気がしますよ。
 私でいくらでも試して、よくしてくださいね。里の将来の為に……」
「――私は一番よく効くお薬を頂いてますよ。この子達がいるのに、寝てる暇なんてないじゃありませんか」

――この絆により、咒を用いた対抗の紋、「黒紋」を得ました。
合わせて刻み入れることで、多数の花紋を刻む者でも、喪心の進行をやや抑えられるようになります。

□絆について
今の所、交易や利害関係の一致・利用の縁、
もしくは当人同士の情の繋がりが強い絆が結びやすいかなと考えていますが、一番は相性重視です。
既知関係含め、お気軽にご相談ください。


□所属について
 座敷に出る仕事(芸事やお酌など)、裏方仕事(店の仕切りや客引き、用心棒)、物売り、逗留中の客や居候などご自由に。
 どの場合も男女不問です。
 住民の場合、体の任意の場所に花を模した紋(形・色は自由)を一つ以上入れてください。
 紋を追加する場合は、花以外の模様にするのも自由です。
 一つ程度なら殆ど影響はありませんが、紋が多いと心を多く吸われてその影響が出ます。ぼーっとする、眠気、物忘れなど。

 お座敷仕事の女(または男)は 花か子(はなかご) と称します。
 一人前の、一人で客の相手ができる者。平たく言うと舞妓やキャバ嬢のような「職業」を指す名称です。
 一重、二重から十重までの階級があります。二十重は泥輪のみ。
 また、慣例として、泥、墓、崩、腐のような、不吉な印象の字を使った芸名をつけます。
 全年齢企画として、差別的な表現や過度に不快感を与える名前にならないようご注意ください。
 不明点があればお問い合わせください。

□メッセージについては3日以内の返信を心がけます。
 返信状況はスタック、キャプションに更新する予定ですので、その更新もない場合は不着の可能性がございます。お手数ですが再送・連絡をお願いいたします。

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2015-08-20 14:49:05 +0000