【千国大河】多色開花のフォアシュピール【第一期】


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■千国大河【illust/50050950

フォアシュピール(タシキカイカ――)
男/外見年齢18歳/163cm
10pt(強靭:2 知能:4 器用:2 機敏:2 幸運:0)
青の歴史書

髪色:黒 光の当たり具合で色が変わる感じ
目色:右 主に黄緑、光・気温・空気など環境と自身の感情によって色が変わる
   左 黒 変化なし

穏やかな雰囲気を纏い、いつも気楽そうな飄々とした人。
世界を渡り歩く吸血種。吸血種からしたらで18歳くらいだけど人間換算すると300年ほど生きてる。
魔女狩りの時代を生き抜いた一人。魔女狩りで家族を失った。
吸血行為をあまり好まず、死ぬ直前まで耐えている。うっかり通行人のを飲んだりする。
生まれた時代が悪かったと人を恨むようなことはない。だが過激だった時期もあったため、攻撃系の魔術の洗練のされ方は異常。最近は記憶を消したり書き換えのために催眠や操作系の魔術が洗練されてきている。いざという時のために物質変化で剣を小さな入れ物やアクセサリーにして持ち歩いてる。

吸血種
花と色を連れてくる吸血種。「春の訪れ」や「花咲く季節」に稀に現れる。
多色開花の種は極めて少なく500年に1度に少し増える程度。
魔女狩りの流行った地域に多くいたという手記があり、ほとんどがそこで処刑されたのではないかと予測されている。
最低でも月に1度吸血しないと次の月には死んでしまう。
まず花が消え、次に色がなくなり、そして五感が失われ、最後に眠るように死ぬ。

■絆について

ご縁いただきました。
ヒスカトニアのカルメラさん【illust/51781646


泣いたあとには甘いものを
     寂しい時には歌いましょう
それでも一人は寂しいかい?
ならば僕が語りましょう
     春の訪れを歌いましょう

   「さあ、ご清聴を、リトルクイーン」


三千世界の境界を
    渡り歩いた記憶の海を
        開いた花の色たちを
    歌い語り話しましょう
         夢のようだと笑うだろう
             それだって僕は構わない

   「楽しい話だろう?」


君が孤独じゃないならば
      僕は笑われたって構わない


海色に沈むお嬢さん
    あなたの手はまだ小さすぎる
         あなたの持つ者は大きすぎる
              矢で射抜かれれば崩れ去る
そうなってしまうのは悲しいと、僕は思ってしまうんだ
せめて頼れる力をそばに
      いないというなら

   「僕をそばに置いてくれ」


君を守る盾となろう
     海に沈んだって構わない
           蔑まれたって構わない
ただそばで、君が笑ってくれるなら
       黒に変わって構わない

   「笑ってくれるかい、カルメラちゃん」


僕の春の訪れを、君は笑ってくれるだろうか

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2015-08-17 13:45:27 +0000