small world

相摸屋 分三郎
Go back

中村はネットで知り合った友達に会いに行ったが そこで待っていたのは・・・

複数の男たちだった

「あんたたちは誰?ピーチフラワーさんじゃないわね」

「グハハハハ!!バカが、まんまと騙されやがって!そんなの嘘に決まってんだろ 残念だったな トリックだよ!!」大柄な黒人の男が言った

「女の子になりすましてたってわけね、ひどい・・!!本当に悩みを相談したかったのに・・!!こんな汚い手口を使って 恥ずかしくないの!?」

「うるさい!!こんなアプリを使って遊びほうけてるほうが悪いんだ!!大人しくしたまえ!!」

もう一人の男が叫んだが その男はなぜか覆面をしていた

周りの男が一斉につかみかかってきたが 中村はそれをかわした

「こいつぁ 驚いた 思ったより敏捷性があるじゃねえか、だが元グリーンベレーの俺に勝てるもんか」

「クック君、あまりやりすぎないようにね!」

「まずい・・・こいつは強いわね」

中村はピンチに陥ったと思った次の瞬間

現れた渚たちによって、男たちはあっという間に倒された

「ちくっしょー!!逃げろ!!」男たちは這う這うの体で逃げて行った

「待ちやがれ!!逃がさねえぞ!!」

「やめとけよ寺坂、負け犬どもの後なんて追うだけ無駄だ」

カルマが言う 返り血を浴びても嬉々としているようだ

「中村さん・・大丈夫?」渚が言った

「何よ、あんなやつら私一人でぱぱーっとやっつけちゃったのに・・・」

「中村さん!!そんな言い方はいけませんよ!!みんなあなたを心配して駆けつけたんです!!律くんが知らせてくれなかったら今頃どうなっていたか・・・いつも強がってばかりいるあなたは我慢しすぎです!!たまには甘えてみたらどうですか?・・・みんな、あなたの味方じゃありませんか!!」

「せんせー・・・その格好は何なの?」

「ま 隠密用の変装ですよ!!いざとなったら私が飛び出して助ける予定でしたが渚くんたちにアブラゲをさらわれましたね ヌルフャフャフャ!!」

「ていうか、中村さんがピンチの時にも隠れてたってわけね これは生徒を守る義務があるせんせーと思えない重大な違反じゃないの?お仕置きが必要だね」

「ヌリャ!!ちょ、やめなさい カルマくん せんせーはただ・・」

「同感だなカルマ 手を貸すぜ」

「寺坂くんまで!!ちょ、やめてください!!そのまま縛らないでー!!」

「中村さん、今更だけど、僕たちクラスの仲間じゃないか、僕たちをもっと頼ってくれていいんだよ?」

「・・・・そうね、たまには 甘えてみますか 甘えるときは思いっきり甘えるけど いいの?」

「もちろんさ」

一方そのころ男たちは警察に捕まっていた

「いいかお前ら、あの子の事は忘れて今後二度とこのような事はしないと誓って自首しろ」

「お、俺たちは何もしてねえよ!!何の証拠があって言うんだ!?」男たちの一人が言う

「嫌ならいいんだぜ?埼玉県××市の槍杉くんよ?お前らの住所氏名なんてとっくに特定済よ、だったらお前の住所氏名をネットで公開するまでだ お前らの悪行を添えてな、後はネットの連中が大々的に盛り上げてくれるだろうぜ お前らもよーく、知っとるじゃろ?」

男たちの顔から一斉に血の気が引いた

刑事は覆面の男の覆面をはぎ取った

「おやおや、誰かと思えば高曽根議員さんじゃないですか ダメじゃないのー こんなことしてたんじゃ」

「い、いや僕は何も知らないんだ!!ただの合コンだと誘われて騙されて」

「ふーん、じゃ何で覆面なんかして来たわけ?こういうパーティだって知ってて顔バレがやばいから隠してたんだろ?ダメよーダメダメ、俺に隠し事なんて通用しないよー、こんなことオヤジさんが知ったら大変な事になるんじゃなーい?」

「そ、それだけは・・ご勘弁を!!なんでもしますから!!」

「ま 私も話のわからない男じゃありませんから、これから二人で話し合いましょうか これから月々の口止め料をいくらにするかね・・・」

黒河内は話が済んだあとどこかへ電話をかけた

「まさか、あんな大物議員が引っかかるとは思わなかったがな、いずれにせよ 新しいお得意様が増えたんだ 感謝するぜ」

「いいってことよ、俺からのささやかなお中元さ」

「それにしてもよ、あの子たちどう見ても普通の中学生とは思えねえよな あの動き間違いなく暗殺訓練を受けたみたいだな まさか『大人はわかってくれない』が教師してるんじゃないだろうな?」

「それはない、これ以上はあんたに関わりのないことだ それ以上は職務の癖でもつっこまんでくれ じゃあな・・・」

電話を切った相手のパソコンの画面には律がいた

「あの、最初から全てこうなるとわかっていたんですか?」

「まさか こう都合よくいくわけねえだろ 俺の考えてた通り、この膨大なSNSの世界で中村のにおいをかぎ分けられるのはあんたしかいないと思ったまでさ」

「はい、誰かが救助信号を出してくれたのも手助けになりましたが・・・でも、中村さんほどの人がどうしてあんな事になったんでしょうか?顔も名前も知らない相手をやすやすと信用するなんて・・」

「人間ってのはそういうもんさ、自分の内面は隠したがるからな 明るくふるまってる人間ほど中身はどんな闇を抱えているかわからねえからな・・・最近はああいうプチカルトみたいなものにハマるのが多くてね 人間ってのは弱いから小さい世界に閉じこもりたがるもんさ」

「あの・・・中村さんの事を薄々わかってたんですよね?そしたら どうしてあなたが助けようとしなかったんですか?そうすればクラスのみなさんだって あなたの事を見直すと思うんですが」

「そいつぁ、俺の役目じゃないんでね それは中村の友達であるあんたらの役目だろう これ以上の詮索はあんたはしないから俺も全てを打ち明ける気になったのさ 約束通り あの『プログラム』をインストールしよう さ、友達のところに行ってやりな」

アンケート:久しぶりのタグは気持ちがいいぜ、やはり信用のおける人間関係はそれしかあるまい。一回書いたらそれで終わりじゃないぜ ドンドン盛大にやろうじゃねえか!!

本当に彼女が心から明るくなれるように、ドンドン手を貸そうぜ!!

#assassination classroom#暗殺教室の生徒を出席番号順に、派手に描こうじゃねえか!#Rio Nakamura#shiota nagisa#Karuma Akabane#Ryoma Terasaka#korosensei#自律思考固定砲台#クロコーチ

2015-08-09 12:59:20 +0000