「欲しいものを得るためにひとの屍を踏む。わたくし生き物としてなにか間違っていて?」
◆パーヴァナ・ヤズダニ 年齢不詳(見た目は20代前半)/女性/156cm 一人称:わたくし 二人称:貴方様
黒の歴史書 ポイント計10pt(強靭:0 知能:1 器用:7 機敏:0 幸運:2)
毒霧の民と呼ばれる少数民族の女。自身が毒物なしでは生きていけぬ体であるため、毒薬の生成に長けている。
自作の毒薬を秘密裏に取引することで生計を立てているが、彼女の売る商品は中毒性が高く危険な毒がほとんど。
毒薬づくりから派生して麻酔や普通の医薬をつくることもあり、表向きにはそれらを取り扱う薬売りと名乗っている。
物腰は丁寧だがしたたかでプライドが高く冷淡な性格。簡単に他人を切り捨てるわりに気に入った相手には依存傾向。
◆毒霧の民
ある特定の毒をたった一日絶てばたちまち死んでしまうが、その毒を摂取し続けることで結果的に寿命をすり減らしてしまう奇妙な特性を持つ種族。
大抵の者はそれ以外の様々な毒も自分の体で試したり常飲したりしている。
大方の毒への耐性を持つものの上記の特性のため非常に短命で脆い種族だが、高い魔力と発達した医療技術を備えている。
中にはその才能を買われ魔王に仕えていた者も存在する。
劇物を日常的に摂取しているためか恐怖心や倫理の概念が薄く、色々顧みず自分の欲の為だけに突っ走る者が多い。
◆紫亜の毒霧
毒霧の民が生きていくうえで必要不可欠な毒。水煙草のように燻らせた煙を吸込むことで摂取する。
大変毒性が強く、耐性のない者が一度吸込めば命に関わる。耐性を持つ毒霧の民ですら吸込むことで寿命をすり減らしている。
薬効が切れるまでのおよそ一時間は酩酊状態に陥る。
◆8/10 素敵な絆関係を結んでいただけました!
福縁招きの社ミャーキス ミヨコ様【illust/51733718】
ミャーキスの持つ財宝に一本釣りされ、お社の仕事をお手伝いするために移住しました。
初めは損得だけのつながりだったはずが、知らず彼女は自分を想ってくれる少女に依存していくのでした。
「あら、わたくし貴方に先立たれたくはなくてよ。それとも毒を絶たせてわたくしを殺してしまうおつもりなの?
どちらにしても嫌ですわね、まだ何より欲しいものもありますから。
けれどそればかりはわたくしの意思ひとつでどうにかできるものでもないから困っているのですわ。ね、ミヨコ」
「ミヨコ、貴方のその気持ちが愛おしいわ。でもそれだけではまだ満たされませんの。だってわたくし欲深いから」
「わたくし冗談でなく本当にあなたが好きよ。金も銀も宝石もあなたに比べればがらくたみたいなもの。
以前どんな財宝よりも欲しいものがあると申し上げたでしょう?そういうことですわ。
ね、こんなに狂おしいほど欲しいものを前にして、わたくしどうすればいいのかしら。
それにあなたはどう応えてくださるのかしら?
どんな答えでも受け入れられますわ。だってそれがわたくしの愛ですもの」
「ミヨコ、わたくしの名前を呼んで、手をとって。それがわたくしの至上のよろこびへの第一歩なのです」
かつて黒の歴史書に悪名が小さく刻まれた毒使いの女の晩年の足跡は、意外にも黄の歴史書で辿ることができる。
彼女が骨を埋めたという福招きの社には、彼女の薬を求める者たちが数多く足を運んだという。
その薬の正体については諸説あり、本物の秘薬であったとも強力な劇物であったとも伝えられるが、
どの史書も口を揃えて薬を飲んだ参拝客は死の間際まで「幸福」であったと語っている。
◆関係
絆関係以外にも既知関係お気軽にお声掛けいただけると嬉しいです。
メッセージの返信は即日を心掛けますが、長くて三日程度お時間をいただく場合がございます。
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◆企画元:千国大河【illust/50050950】
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2015-08-08 14:40:52 +0000