【千国大河】樹神蘭丸【第一期】

彩波(いろは)
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こちらの企画【illust/50050950】に参加させていただきます。

「ほら、もう痛くない。これで大丈夫ですよ」

樹神 蘭丸 こだま らんまる
男 25歳 170cm
一人称:僕
二人称:貴方

▼ステータス
STR/0
INT/6
DEX/3
AGI/1
LUK/0

▼詳細
響命の民という種族の青年。
誰にでも優しく心穏やかで、人が傷ついているのを放っておけない性格。
自国で医術の腕を磨いた後、人々を治療するために旅に出た。
旅の途中で烈花衆と出会い、所属することを決めた。
植物から薬を調合するのが得意で、新薬の開発をする時は自分を被験体にするなど少々無茶なことをすることもある。

▼種族
響命の民(きょうめいのたみ)
尖った耳が特徴で頭の回転が早い民。
多くが医療の発達した国に住んでおり、医師として活躍する者がほとんど。
代わりに寿命が30年程と短いが、運命の相手と契約を交わすことで相手の寿命と同じだけ生きることが出来るようになる。
寿命が尽きるまでどんなことがあっても死ぬことが出来ない。

▼素敵な絆を結んでいただきました!
あかねさん【illust/51730788

夕暮れ時。
傷を負った少女を見かけたのが出会いだった。


「そこのお嬢さん、怪我をしていますよ。
今手当てをしてあげま…そんなに警戒しないでください、すぐに終わりますよ」

手当てをしながら話しかけて見るものの、返答は淡々としたものばかり。
それでも少女と言葉を交わせたことが嬉しかった。

「あかねさんは用心棒をやっているのですか。
…それでは僕が薬草の調達に行く際、用心棒として貴方を雇う事も出来ますか?」

そんな言葉をきっかけに、定期的に出会うようになり、その関係は数年続いた。

「僕の命は残り僅かです。
だからこそ、僕に残された時間全てを使ってたくさんの人を助けたいと思うようになりました」

いつしか持つようになった自分の夢。
彼女に出会ってから数年の間に何度口にした言葉だろうか。

自分に残された時間はもう1年もないだろうと感じたから伝えなければならないと思った。

「たくさんの人の中にはあかねさん、貴方も入っています。
僕には傷ついた貴方を癒す力しかありません。
それでも貴方と共に居られたらと思いました。
きっと気付かなかっただけで、この気持ちはあかねさんに出会った時からだったのでしょう。

…ここからは僕の我儘です。
あかねさんさえ良ければ、貴方の命を、時間を僕にください。
貴方の生きる時間を共に過ごしたくなったのです」

―――――それは人々を助けるために旅に出た青年が用心棒の少女に恋をする物語の1ページ。

▼烈花衆既知関係

烈花衆頭領・椿珠丸さん【illust/51711845
「そう言っていただけると有難いです。
ですが椿珠丸さんは上に立つ者ですからもう少し気を付けてくだいね?」
「開発中の薬がどうも合わなかったみたいです…。少しだけ休ませていただきますね…」

烈花衆 ラストルージェさん【illust/51827880
「はい、これで大丈夫ですよ、いつもありがとうございます。
ラスさんのお陰で常に材料を持っていられるので助かります」

「僕に出来ることは傷を手当てすることだけですから。
…本当は怪我をしないのが一番良いんですけどね」

▼既知関係

豪腕商人 パルマ・ベルアングルスちゃん【illust/51798124
「いつもありがとうございます、この薬草はなかなか手に入らないので助かっています」
「この薬の配達をお願いできますか?
おそらく簡単には受け取らないかと思いますが無理矢理にでも渡してください」

その他既知関係も募集しておりますのでお気軽にどうぞ!

▼何か問題ありましたらご連絡お願いします。

―――――数年間、仕事に明け暮れた二人だったが、双子の兄妹が生まれ、これ以上の幸せはないと青年は感じることが出来た。
そんな幸せを噛みしめながら、青年はたくさんの人の治療にあたった。
己の技術を磨き、新たな薬品を開発し続け、後世に伝えられるようにと一冊の書籍にまとめた。
青年にとって契約を結んでからの時間はあっという間で、とても充実したものだった。

「あかねさん、貴方といる時間はとても充実したものでした。
子供たちを遺していくのは気がかりですが、しっかりしているし、きっと大丈夫です。
…ありがとう、共に居てくれて」

己の信念を貫き、青年は愛する人と共に生涯を終えたのだった。


キャプション随時更新(09 17)

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2015-07-31 23:18:53 +0000