モーデン軍特殊混成部隊

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この部隊に配属されて、どのくらいの時間が経ったのだろうか…。

私が、この部隊の指揮官として配属された時は、普通の機械化部隊だった…。

しかし、その直後に勃発した大戦に巻き込まれて部隊は壊滅、何とか生き残った将兵達を率いて、この地に身を潜める事になる。

その後、アラブ方面から逃げ延びてきたアジラビア革命派の兵士達が流れ着き…

更にその後、前大戦の生き残りで、モーデン派のマーズピープル達が所属する部隊が流れ着き…

また更にその後、今度は未来からやって来たという未来人達が所属する部隊も流れ着いた。
噂には聞いていたが、本当に遥かな未来から兵士達が派遣されていたとは…!
この時は、火星人と直接会った時以上に驚いたものだ。

そして…
この様な形で各方面の敗残兵ばかりが寄り集まった結果…

世界史上に類を見ない、特殊過ぎる混成部隊が誕生する事になった。

戦力は大隊規模にまで膨れ上がってはいたが、車輌の数が極端に少なく物資も不足していた為、まともな作戦行動が困難な状態にあり、戦車も稼働状態にあったジィ・コッカが1輌あったが、長年使い続けた負荷が限界を超えて壊れてしまっていた。

この様な状況下の為に、我々はまともに動く事も出来ずに、この地留まるしかなかった。

だが…ここでの生活は、けして悪いものではなく、平和そのものだった。
国や民族、惑星や時間をも超えて集まったこの集合体にこそ、真の平和があったともいえた。

しかし、いつまでもこの地留まる訳にもいかず、友軍に合流する為に我々は撤収準備を開始した…

…が、その時…!

突如として、正規軍の特殊部隊員2名による奇襲攻撃を受けてしまい、100名近い死傷者を出してしまった。

我々は、拠点としていたこの地を爆破して、そのドサクサに紛れて何とか撤退に成功する。

そしてここから、我々の長く険しい逃避行生活が始まる事になる…。


という訳で、次回へ続きます。

因みに今回の作品は、かつてSNKのモバイルサイトでプレイ出来た“マルコとフィオのナンバーショット”というミニゲームが元ネタです。
(今現在はプレイ不可)

#Metal Slug#メタルスラッグを描こう#モーデン軍#未来兵#アジラビア兵#マーズピープル#chaos

2015-07-13 15:55:18 +0000