第二章最終戦:「世界を脅かす脅威」【illust/51073376】
オールベル首都 ベルロンド
「随分ボロボロに見えるけど、大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫。心配無用だ。これは戦闘でやられたモノじゃあないからね…それに…」
「それに?」
「性分なんだ。他人の努力を貶し、それを利用するような者を見逃せない。」
「彼らは己の知識を、経験を、誇りを賭してこの儀式に臨んだんだろう。その努力への報酬を横から掠め取って、我が物顔で踏ん反りがえっている阿呆が居る。それを見て見ぬふりをして、ただ撤退するなんて俺には出来ないよ。あぁ…一発その横っ面にたたき込んでやらなければ腹の虫が治まらないというものじゃないか?」
「そうかい。俺としても居心地がいい世界を好き勝手されるの、いい気分じゃないからな。」
そこでふと、肩に猫を乗せる少年は首を傾げわずかに振り返る。
「……え、それじゃあその傷とかってなんなんだ?」
「…その……鉄製のゴーレムと喧嘩してた…」
「……あぁ、そう。(こいつも大概脳筋か?)」
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◆というわけで第2章最終戦、参加させていただきます。
◆時系列的に言えば【illust/51134737】こちらのすぐ後、くらいに思っていただければ幸いです。
◆首都に駆けつけたらちょっとへばり気味のカラビア君が居たので、元気になるまでサポートしている感じでス。
◆使用させていただいたイラスト・キャラクター
MIKI様 魔法生物C【illust/51112490】
ニューヨーク発かぃべえ様 生命の女神【illust/51134737】
バアル/カラビア【illust/49686649】
※お子様方の行動を制限するものではありません。
都合が悪い部分はパラレル・スルーでお願いいたしたい。(特に口調とか、口調とか…口調とか…)
それ以外に、何か不審な点。問題がある点などがございましたら、
大変お手数ですが、コメントかメッセージにてご連絡いただけると幸いです。
2015-07-05 11:36:44 +0000