オールベル首都ベルロンド――
「危ないっ!」
市中にて避難誘導を行っている最中、宝珠によって生み出された魔物の群れが避難者達を目掛け襲いかかる。
すると、避難者達を守ろうと三体の緑の巨人が魔物の行く手を阻む。
巨人達は腕を大きく振りかざし、目の前の魔物達を一気に凪払う。
「オルガノさーん!大丈夫ですか!?」
巨人の肩の上に見覚えのある人影を見つける。
「ラヴさん!?ありがとう、助かったわ!」
「あちらからまた魔物の群れが迫ってきています。
避難する方々の時間を稼ぐためにも、私はこちらで自然さんと一緒に足止めさせて頂きます」
「わかったわ。私も魔法で援護させてもらうわ」
「気をつけてください。お薬も持っていますので、もしケガをしたりしたら行ってくださいね」
◆◆◆
避難までの時間を稼ぐため、
緑の巨人達を盾とし防衛戦を行っているものの、
魔物の数は次第に増え続け、正直戦況はかなり厳しい。
他の皆は無事なのだろうか…。このまま避難者達を守り切れるのだろうか…。
ふと、遠くから歌が聞こえた。
周りに群がっていた多くの魔物達は動きを止め、光の粒となって散っていく。
ああ、この歌は…、この声はとても聞き覚えのある声だ――
「あの小鳥さん、また助けてくれたんですね。優しい歌…、この歌を聞くとなんだか勇気が湧いてきます…」
(…ふふっ、私もあいつに負けてられないわね)
そう、世界が終わるにはまだ早すぎる。守ってみせるわ。私達の未来を…!
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◆お借りしました!性格口調等違っていたら申し訳ございません…。
ラヴさん【illust/50766776】下宿先が同じなので多分顔見知りだと思う…!
オペレーション グリーンハンズ【illust/51074586】自然の報復者【illust/50663094】
レーオス団長【illust/50689621】非公式イベント 歌声をあつめて【illust/51074177】
種喰いドラゴン【illust/50829232】のプスタちゃん
星薇丸【illust/50755688】
素材様【illust/35401912】【illust/18186454】
オルガノillust/50797157
◆ご都合が悪い場合はパラレル・スルーでお願いします。その他不備問題等ございましたらご連絡ください。
2015-07-03 13:21:40 +0000