おわかれの作法【illust/50517673】
「あ!貴方が死神さんですかー!おおお本当にいらっしゃるとは…」
▼真咲 ちる/マサキ チル
∟自殺志願者女子高校生
高校卒業したら、借り物の人生を終わりにしたいと思っている。
普段は明るく、天然やバカをしておりクラスではムードメーカー的存在
死神のまえでもバカして明るくしているが、心の奥は心底くらい
自分をよく迷子、幽霊などと例えており
実際に、いまの名前と生活は自分の物ではなく実在しない人間の物となっている
本来の名前は覚えているが、その他多くは語ろうとはしない
▼死因
∟記載している通り自殺。詳しく言うと転落死
場所は大きな桜のある崖。本人が計画しているため手紙やお知らせに関しては
そっかそっかーという程度。
「そんな!往生際の悪いことはいいません!日本だん…日本人として
一度決めたことは曲げませんし!潔く死ぬつもりであります!!」
「あーこれ、私のお墓です。そう。ま、別の子がいるんですけどね
しかし…私のここへの入居もあと少しですよ…長かったですね…ほんと」
✤素敵な死神様に看取っていただけることになりました✤
∟朝霧さん【illust/51079742】
「貴方が死神さん?わぁ~こう、鎌持って怖いこう…髑髏みたいな感じかなーっておもったら、案外かわいい死神さんで驚いちゃった!」
「あっさぎりさ~ん!はい!スマイル!スマイルですよ!
朝霧さんはきっと大きくなったときにモテモテ男タイプだね!」
「朝霧さーん、えへへ…朝霧さんは必ず応えてくれるじゃないですかー
その当たり前がうれしくってついつい呼んじゃうんですよ。大事にしてくださいね、その姿勢」
「あ、そうだ。お願いがあるんですけど
卒業式の日にこの卒業証書読んでもらってもいいですか?手作りの卒業証書です!
……そこに書いてある名前、私の本名っていうか本当の名前なんですよ。
死ぬ最後の日に、朝霧さんによんでほしいなぁーみたいな!」
❆関係などにつきましてはお気軽にメッセをいただければと思います
即日または二日後にはお返事させていただきます…!!
本当は、生きたかった
普通の女の子で、普通の人生、でもそれは叶わない
こんな死んでるも当然の人生をどう生きていけばいいのだろうか
「ねぇ、死神さん。最後に一言だけいいかな?
〝私〝だったとしても、死神さんは看取ってくれた?」
-----------------------✤------それは、遠い昔の話
二人の少女が崖から落ちた、一人は助かって一人は助からなかった
しかし、少女が目を覚ますと。目を見開いた
この姿は自分のものではなかったと。
「あれですよ、たまーにあるじゃないですか。そう、移植。
少女たちが入れ替えたもの、それは 脳 これすごい秘密なんですよー!
……ごめんなさい朝霧さん、ただ、誰かに知っていてほしかったんです。」
2015-07-03 10:17:29 +0000