蜘蛛姫『私は悪い蜘蛛ですか?』
私はいつだってあなたを見ています…
あなたの事を何でも知りたいと思っています…
あなたがたとえ特定の相手にだけ言っている
事も、公言していない事も私は知っています…
あなたは以前私に『どうしてそこまで知っているんだ?』と言いましたね…
それはあなたには『秘密』と言いましたが…本当は…あなたに蜘蛛を一匹潜ませているんですよ…私の秘密の能力です。
でもそれは貴方も同じ事…貴方は今も未知の存在と戦い続けています…そこまでは知っていますが…
貴方は今でも本当の実力を隠していますね?
あなたは秘密が多すぎます…
龍族だけど、ただの龍族じゃない…とか…そもそも魔族でもない…とか…既に数回死んでいる…とか…
あなたを愛せば愛する程、あなたという存在が解らなくなっていきます…
蜘蛛『真黒さん…あなたは一体何者ですか?』
真黒『…………何者だろうな…』
蜘蛛『何も答えてくれないのは解っています…でも…それでも私は…あなたの事を…』
2015-06-28 14:03:06 +0000