―それは怪我をした人を助けてる時のことです。
「あ!団長だ!」
「ん?…あれは『金魔鳥』か?まだ残ってたんだな。」
「?パパ、団長のこと知ってるの?」
「団長とやらは知らんが、『金魔鳥』は宝珠戦争の時に見たなぁ。
すっごい歌声で色んなもんぶっ壊してたなぁ。」
「パパ歳いくつなの。」
「ハタチ。」
「んー、団長って特別な存在ってことなのかな?」
「(スルー…)まぁ、そうだな。しかしあの『金魔鳥』、
破壊の鳥の割には『優しい』声だなー。」
「そりゃ私たち合唱団の団長だもん!
団長ー!閉会式で絶対会おうねー!」
少女の声が届いたのか、
金色に輝く鳥はくるりと弧を描いて飛んでいった。
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歌声をあつめて【illust/51074177】
団長【illust/50689621】
支援活動中の娘【illust/50676213】と
父【illust/51001339】
2015-06-27 11:29:42 +0000