AKINONA（あきのな）【illust/51099322】に乱入しました。
「…………さっきまで必死で守ってきた（illust/50979309）ばかりの場所が、また燃やされるのは困ってしまうわ。たとえそこがコピーであったとしても、ね」
テロップに流れている『クヴァン』という土地の文字列を見て、『不可思議な植物のドレスを着た女性の形のメカ』が呟いた。頭にじょうろやバケツ、救急箱を乗せた小さなお供達が言う。
『結局わたしたちって、いつもこうなるのよね！』
『前は要塞が落っこちてきた（illust/46572413）ものね！』
『せっかくENN放送『今日の園芸』のスタジオ見学が当たったのに、スタジオごとなくなっちゃうのは困るわ！』
『あっ当選ハガキ置いてきちゃったわ！どうしましょう！』
こんな時だというのに賑やかな、妖精のような植木鉢のような娘たちを見て目を丸くするニュースキャスターの男に優雅に一礼し、かつては『環境調査』と『通信』、時にはハザードマップの作成や戦火の被害予想計算、避難経路の誘導なども戦場で担当していた女が言う。
「あなたの国の方々に、とてもお世話になったお礼。護衛は得意ではないけれど、通信のサポートならお任せくださいな、ミスター。戦時下での正確な情報の伝達はとても大事なこと。きっと誰かの命を救うでしょう。けれど、ご無理はなさらないで。ニュースを配信するあなたのような人が、明日の朝刊のお悔やみ欄にお名前を載せられるのは、ちょっと早くなくって？」
＜とあるニューススタジオでの話＞
■素敵なニュースキャスターのハンスさん【illust/50809305】
■こういった修羅場は経験済みだよまかせとけ！うちの【illust/50893066】
パラレルだったりスルーだったり、腕力はそんなにないので誰か頼もしい人が来てくれるのも歓迎なやつです。
2015-06-26 15:42:22 +0000