【PFT】惑いの炎【万魔殿の試練】

猫壱◆ブクマおいつかない

塔のとてもとても高い場所。
揺らめく炎に包まれたヒトは、迷い込んだゴーレムに向かって言葉を紡ぎます。

ああ、メンテ。
居なくなってしまった私のためによくもここまで。
受け取る私はもうどこにもいないのに。
無駄な行為をいつまでもいつまでもいつまでもいつまでも


「貴様は主ではない。ここは煙の先の世界ではない」

言葉をさえぎるように、ゴーレムはぴしゃりと言い放ちました。
それを見た”主”は、ほんの少し悲しそうに笑った後、ふわりと立ち消えました。
後に残ったのは、焼ききれてしまった羊皮紙と、立ち尽くしたままのゴーレムが一体。
その胸の中の炎は、赤とも青とも取れない複雑な色をしていました。

かわいそうな ぬしなしゴーレム。
なくしたものを追い続けて、そこに意味が無いことに全く気づいていないわけでは無いくせに。
お前の恐れは『認めてしまうこと』そのもの。


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◆惑いの炎◆
見た者の恐れを映し出す炎。
立ち向かえば簡単に立ち消えてしまうが、
恐れを映したヒトの心に『恐れ』の残り火を残し、燻り続ける。
恐れを『受け入れて』打ち勝つ事が出来たとき、ようやくその火は消えるという。

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いろいろあって【illust/50947380】【illust/50997911】【illust/51007721】、塔にやってきていました。
万魔殿に迷い込んで見たのは、密かに抱える恐怖のビジョンだったようで。もやもやしながらもそのままうろついてます。
今回現れたヒトは、これ【illust/49958051】にちょろっと出てくるヒトです。
シュバルツさんとのお話【illust/50257698】【illust/50393852】を経て、色々と気づき始めてるっぽいです。色々と。

■お借りしました→エリファス学長【illust/50580131
◆ロゴ【illust/49667430

◆公式追加イベント:万魔殿の試練【illust/50900299

◆自キャラのフリーダムゴーレム【illust/49675797

◆企画元【illust/49662235】 ◆第二章【illust/50662344】 ◆後半戦【illust/50891126

#【<◎>】#◆世界を見る心#pixiv Fantasia T#天望の儀式【緑】#万魔殿の試練【緑】#ワーカイブコレクターズ【出稿】

2015-06-21 08:01:45 +0000