エイリアン同盟軍の空母です。
ガーヤ級は二層の発着場・格納庫を備えるエイリアン軍の量産型空母であり、エイリアン軍空母の主力として活躍しました。
エイリアン軍においては国力的問題もあり、武装を持たない空母の生産よりも主力艦の生産は戦艦に大きく割り振られていました。
ガーヤ級はそれを踏まえて、優れた量産性と艦載機の搭載力を備えた空母として建造されています。通常の空母とは異なり、発着場兼格納庫となる空間を2層備えている事が特徴です。
発着場を2層として格納庫と兼用する事で、それらを分離する場合に必要な艦載機運搬用エレベータなどの設備を省略し、艦の構造の簡素化を図りつつ搭載力を確保し、また艦隊がワープアウトした際に迅速な艦載機の発進が行えるようになっています。
エイリアン軍の航空機はその多くが単独ワープができない機体であり、星間移動の際は空母の存在が必須でした。エイリアン軍においては航空機の性能面で帝国軍に対して劣勢であり、それを覆すためにはいかに先手を打つかが重要視されています。敵に先手を打つという観点上、航空機が単独ワープできない事は大きな弱点となるため、これを改善する目的もあって2層式の発着場を備えました。
これによってワープアウトした際には航空機の発艦を迅速に行えます。
基本的に空母であることや構造の簡素化の目的もあり、航空機の整備用設備もマラーク・モルサル級やその他の大型空母と比べると貧弱です。
量産に主眼が置かれたガーヤ級では警戒用レーダーも基本型は未装備であり、自衛用の12cmレーザーキャノンの照準システムも貧弱で実際の戦闘では使い物になりませんでした。
ですがエイリアン軍の余裕のない生産力、それから航空事情もありガーヤ級はエイリアン軍で最も多く生産された空母となりました。
エイリアン軍にはこの多段式空母をさらに発展させた三段空母、それから帝国軍のコロナ級空母のような大型空母、また発着場と格納庫を分離しそれぞれ1層ずつ設けられたオーソドックスな空母も存在しましたが、エイリアン戦争中最も量産されたエイリアン空母はこのガーヤ級です。
2枚目は帝国軍の大型空母、コロナ級との比較です。
・スペック
全長:260m
武装:
12cm連装レーザーキャノン砲塔×8
4cm連装ビームレーザー砲塔×8
搭載:
艦載機 70~90機程度
エンジン:
核融合炉×2
2015-06-12 14:47:58 +0000