✦神さまのいうとおり【illust/47567569】
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喜寿(きじゅ) 年齢;18歳 身長;171cm 一人称:俺 二人称:お前
『じゃあ今日は、人間に禁忌の恋をした妖怪の話をしよう。それは椿の咲く季節に―――――…』
『本日の営業は終了。また明日、此処で待ってる。』
「うっせぇな…もっと近くに来いって言って……
……あ…まっ、まて!逆!今のは逆!!つ、九十九!お前らいつのまに管に戻ってんだいい加減にしろ!!!」
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♡神様に素敵なご縁を紡いでいただきました…!
リータムさん【illust/50477282】
『いらっしゃい、今日は”旅に出た煙々羅”の噺だ。買ってくか?』
『お前確か昨日もここで噺を聴いてたな…気に入ってくれたんなら光栄』「でも今日はもう遅い、飴やるからガキは帰れ。」
「ここの常連になるってんなら特別に”仮面を取られた天狗”の噺をしてやるよ、まあ、三ヶ月毎日ここに来たらの話だけどな。」
「雨でも風でも毎日来るんだから相当の噺好きなんだなぁお前。今日は寒かったろ、茶でも淹れてくるからそこで待ってろ。」
≪店に通う小さな女の子≫、はじめはただただそれだけのこと
「あのガキが来ねぇと静かすぎて気持ち悪いっつーか……いるのが普通になるといない時にしっくり来ないんだよなぁ…
いや、好きとかじゃ……だいたいあいつ10歳くらいだろ、恋愛対象には…ならねぇって…」
『嬢ちゃんもあと5歳くらいあれば俺のタイプなんだけどな』
でもそれはきっと、恋をするはじまり
「お、おま、あんな言葉を真に受けてんじゃねぇよ!阿呆!恋なんてしようと思って出来るか!」
(しまった。これは…これは、俺の心臓が、持たない…)
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✦【妖血族(ようけつぞく)】
多種多様な妖怪の血を引き、代々語り継がれている世伽噺を商品に
「噺売り(わうり)」を生業としている種族。
一人に三種の妖怪の血が交ると言われ、うち二種は先代から引き継がれるが
残り一種にどの妖怪の特徴が出現するかは決まっておらず、成長するにつれ徐々に現れるらしい。
両親から「百々目鬼、妖狐」の血を引き継ぎ、「天邪鬼」の血を手に入れた。
・【百々目鬼】身体中に瞳のような刺青が刻まれ、目を瞑ると刺青から景色を見ることができる。
・【妖狐】大きな耳と尻尾を持ち、手足の爪が強靭になっている。
・【天邪鬼】九十九霊を出していないときに発した言葉が全て反転する。
✦【九十九霊(つくもれい)】
付喪神と違い、依り代を必要としない九十九種の万物から成る浮遊霊。
妖血族と契りを交わし妖力を与えることにより他人からも見える存在となる。
語り継がれる世伽噺はだいたいここから仕入れることが多い。
外に出していると妖力を消耗するため、力が足りなくなった際は管の中に仕舞う。
丸いほうが「九(ココノ)」、細長いほうが「九(キュウ)」、ウサギの形をしているものが「十(トオ)」
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✦【性格】
素は照れ屋でつっけんどん。異性をどう扱っていいかわからず、ついキツい態度をとる。同性には元々厳しい。
仕事スイッチが入るととたんに饒舌になり、キザな言葉もぺらぺらと言えるようになる。
ただしスイッチが切れた際、恥ずかしさに埋まりたくなってしまう。
もともと素直ではなく照れ隠しで思ったことと反対の言葉を放ってしまう性格だが、
そういう時に限って九十九霊を出し忘れ、思ったことがストレートに伝わってしまい赤っ恥をかく。間抜け。
2015-05-20 14:47:52 +0000