企画元【世代交代・キャラシ企画】ただ一つのillust/44307098
3家系目失礼します~!
◆ニコラ
風の部隊∥20歳∥167㎝∥一人称:あたし∥二人称:きみ等
呪宝持ちの社畜
◆大事な家族
父:ヴェストンさん illust/49875859
「あたしもお父さんみたいなかっこいい彼氏欲しかった。もうハタチなのに今まで何もなかったんだよ…この先もあるかどうか…ウッ…こんな話をしていたら頭が…」
母:アンリ illust/49757632
「お母さんはいつも楽しそうで羨ましかった。それに死んじゃったし。あたしも早くこの生活から開放されたい。つらい。」
兄:ルマントさん illust/50471324
「お兄ちゃんはお母さんが生きてた頃に戻りたいって思う?あたしは…ちょっと思うよ。お母さんが死んだ日、お兄ちゃんは何を見てたの?お母さんは『心臓が溶けて死んだ』んだよね?」
◆ステータス
Main∥戦力ステータス:362
Sub ∥生命力ステータス:88
Sub ∥運ステータス:60
※母親が水の部隊だったのでボーナスポイントを使用しています。
◆作品ID【50436321】
◆種族について
【泡我族】illust/47346844
【纏狐族】illust/47608473
【龍鱗の一族】illust/47636341
◆スキル
【呪宝《ホープ・スリープ・ホープ》】(呪宝についてillust/47626829)
見込んだ所有者に寄り添い、【恩恵】を与え、代わりに【美徳】を奪う呪いの宝石。
《ホープ・スリープ・ホープ》は、【睡眠が不要な身体】を与え【希望】を奪う、明晰のシトリン。
母が死に、その空いた枠にとニコラが死刑執行人の職に就く。
母も祖父から引き継いだというこの仕事。そう難しい事はない。大剣でさっくり、罪人の首を落とせばいいだけの仕事だ。
就任前夜、一人の男がニコラの目の前に現れる。
「やあお嬢さん。仕事が決まったんだって?おめでとう。そんなお嬢さんに私からのささやかなプレゼントだよ。」
就職祝いというやつか。ニコラは怪しい男だとは感じたが、プレゼントという言葉に悪い気はしなかった。
「それはきっとこれからの君にとっても役にたつはずだよ。大事にしておくれ。」
気付くと男はいなかった。
その晩以降、なぜか眠れない、でも眠くないし疲れもしない、そんな感覚が続くようになった。
当時から災厄の手は身近に迫っていた事もあり、公務として魔物の掃討作戦に駆り出されるようになる。
敵の急所は、わかる。見える。いくら傷ついてもそう痛くはなかったし、この体は簡単には死なない。
掃討作戦は夜も続いた。しかし、だ。周りの上司や同僚がいない。嘘でしょ。呟きながらもニコラは大剣を振るい続けた。
やがて朝がきて周りを見渡せば魔物と同僚たちの死体が山ほど転がっている。体は疲れていない。
目を細めれば太陽が昇る方から続々と魔物の軍勢がこちらに向かってくるのが見えた。
「やります、やりますけど。ごはん休憩くらいさせてくださいよ。」
彼女は終わりの見えない戦いに、生気を失った表情で立ち向かうのであった。
【断罪の信奉者】
「役目を全うするまで切りつけた敵は全て殺す」というその信条。
【凍結心炉】
纏狐族の心臓を守る一族遺伝の魔法。冷気を発する耳と尻尾、氷魔法の核でもある。
普段は心臓の鼓動を弱めているが、永遠の相手に愛を誓うとその鼓動の反動で溶けてなくなってしまう。
【死こそ憧憬】
悠久の命を持ちながら美しい死の瞬間を夢見ている。正直、美しくなくてもいいから早く死んでしまいたい気もする。
♡♡素敵な旦那様と巡り会えました♡♡
風の部隊のプルート・イグニス・ルーナエさん illust/50443814
「はぁ、プルートさん、ですか。夜戦が得意…と。あたしも妙な体質のお陰で夜間の応戦や見張りに駆り出されてる身です。これから顔合わせる事多くなるかもしれませんけど、お互いくたばらないよう気をつけましょう。」
「戦いの中で散れたら満足…ですか。あたしは…あたしの心臓は、恋をすると溶けちゃうらしいんですね。それで、こ、恋人の事を思って死ねたらって思いますけど…。激しく切ない願い、ですか…はは、まぁこんな毎日ですし、到底叶うわけない事なんでしょうけどね。」
「プルートさあん…また朝が来ちゃいましたよお…ううう太陽眩しすぎですよ…プルートさんはこのまま帰っちゃうんですか。え、別に、なんでもないです。なんでもないですってば。」
(そんなに好きじゃなかった夜の時間も、プルートさんと一緒にいれるならいいものだなとか思ったなんて、言ったら馬鹿にされちゃいますかね。月の光が恋しいですよ…なんて可愛らしい事あたしなんかが言ってもねえ。)
「プルートさん、戦闘中によそ見なんて死にたいんですか。あなたの命がなくなっちゃうのは、あたしは嫌です。今は後ろに下がってください。あなたを守るためにあたしはこの場の全ての敵を殺しますんで。今すぐ。」
「はぁ、あの、プルートさんは、あたしの心臓が溶けてしまわぬようにとか思ってるのかもしれませんけど、あたしの心臓はあたしのものですから。プルートさんに止めろと言われたって止めませんから。いや…あの、違うんですよ、もうだんだん熱くなってきちゃってるんですよ、ここ。プルートさんのせいで。プルートさんのせいですよ。」
「聞いてくださいよ、あたしの心臓の音。
ふふ…プルートさん、寿退社って言葉、知ってますか。」
素敵なご縁をありがとうございました!
2015-05-17 17:04:24 +0000