僕は よわい
きっと職員室行ったり人探ししたりした後 内緒話の結末
仕事の関係で最後の投稿になりそうだったので、ここだけ描いておきたかった…
現在の嘘回数:8回
Forget:事故直後の記憶、幼少期の楽しかった思い出、幼少期に話をしてみたかった子の名前と顔、母親のこと、父の死因、死への恐怖感、兄を憎んでいたこと
今回の嘘で「自分の過去に関する過剰な自己犠牲」を忘れました
今までそれを背骨に生きてきたようなものだったので、ある意味一番大切だったものを失ったようです
苦しんで苦しんで泣いた理由は
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流れ汲ませて頂きました
【illust/50307834】
お借りしました
やさしいひと
早川冬馬君【illust/49263912】
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よわいひと
山咲鳴(静)【illust/49261826】
行動制限の意図はありませんので、ご都合悪ければパラレル、スルーでお願いします
以下、読後にお読み下さい
途中一人称が変わっていますが、本来の一人称が出ています
静の本来の一人称は「俺」二人称は「貴方」「君」「アンタ」です
結局、「ただ、普通に生きていたい」「誰かを愛し、愛されたい」という希望は捨てきれなかったようです
静はあの事故以来「普通の子ども」として扱われなかったので、基本的な愛情だとかに飢えています
寂しいと言って泣く子どもと同じです 幼いまま体だけが大人になりました
ですが、自分が「皆が好きだ」「愛しているよ」と泣くことになるとは思わなかったと思います
この世界での多くの交流が彼を変えた結果です
双子の兄と両親と一緒に笑いたかった、ただ愛してもらいたかっただけの少年は痛くて苦しくて寂しくて仕方無くてずっと泣いていましたが、好きだと思える存在に出会えたかな
出来ることなら、きっと誰かにとっての「唯一」になりたかったんだと思うのです
「天零君は気難しいけど思慮深いし、津路君は無気力なようでいて周りを見ている聡明な子だ」
「のぞみちゃんは何事にも一生懸命だし、麻海さんは活発で明るい」
「冬馬君、俺は貴方のことはきっと何も知らないし、隠していることを聞き出す気も無い」
「でも、もし『本当』の貴方に会えた時は、そんなこともあったなぁと笑い合えたらいいなって」
「貴方が『本当』に笑ってくれたらいいなぁって、思うんだ」
2015-05-15 12:30:37 +0000