運命の赤い糸【illust/49300391】
「これが赤じゃなかったら、運命だとか思わなかったのになぁ」
*日高 茉琴(ひだか まこと)
女/高校三年生(18)/157cm
自分だけにしか見えないことや、他の誰にも繋がってないかもしれないことなどを思うと、糸をたどる勇気はなかなか出ない。
年下にもちょいちょい敬語使います。
*素敵なご縁をいただきました。
柳町 春治くん【illust/50205129】
赤い糸や運命って言葉に意識しないって言ったら、それはきっと嘘になる。
「…この間言ってた運命の人ってこれのこと?…あ、ううん、多分わたしの勘違いです。忘れてください」
(ど、どうしよう。糸の先がこんなに身近にいるなんて思ってなかった。
しかも自分にしか見えてないなんて、こんなの、どうしようもない)
「わたし、言葉を素直に受け取ることができなくて。
そのままの意味なのか、それともべつの意味なのか、考え始めると手も足も止まっちゃうんです」
(糸の先だってわかった途端に気になり始めるなんて、柳町くんだって絶対気持ちのいいはずがないのに)
自分にしか見えないものを、いくら本当だって叫んだところでそれを信じる人は何人いるでしょう
「雨が降ってるときにしか確認できないの」
君の見ている赤い糸が わたしには見えないから、
「それでも繋がってるんだって言い切れるほど、わたしも信じてなかったのかもしれません」
君の言う答え合わせができる日は 多分来ない。
「思ってたとおり、運命なんて全然いいものじゃなかったね。
…でも、ずっと、見えない先のあなたに元気づけられていたのは本当だよ」
「この糸が見えなくなって答え合わせができなくなったとしても、わたし、あなたに恋してます」
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2015-05-02 17:52:54 +0000