【ふぇりかに】シュエット=ソルシエ【Decoruban:Ⅲ】

蒼幻しいか
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■企画:Felice Carnivalillust/47653936

名前:シュエット=ソルシエ(Chouette=Sorcier)
年齢:260歳 / 性別:♂ / 種族:テラス・マクタバ
一人称:吾輩 /二人称:貴君 /口調:尊大で自信家。やたら偉そうな話し方をするが、60年でずいぶん軟化したらしい。
Ⅰ期【illust/48822382】Ⅱ期【illust/49348256

クロスリージュの図書館に住んでいた魔物。
情報があふれている図書館から出たことがない引きこもりで、
自身の生誕200年のアニバーサリーイヤーをきっかけに、60年前に初めてお祭りに参加した。
初めてのお祭りでシャーレマットの文化に感銘を受け、移住。30年間シャーレマットに住んでいた。
30年前に再びお祭りに参加し、今度はデコリュバンの文化に興味を持ち再び移住。
種族的には食事を必要としないが、お菓子はかなり好きな模様。自分でもたまに作る。
図書館で得た知識と、住人と交換で得たレシピ、独身ゆえの有り余る時間のおかげでレパートリーだけはそれなりにあるが、
すべてを作ってみたわけではないため味が保証できないものもちらほらと。
また、初めて科学や機械に触れてもみたが、それよりもお菓子の方が気に入っているらしい。

本で異国の知識は得ていたものの、実際に目にするのはまだまだ初めてのものが多い。
膨大な知識量にもの言わせクールぶっているものの、目新しいものの数々に目を輝かさずにはいられない。

■4/24 素敵なご縁を頂きました!ヽ(´▽`)/
クロスリージュよりご参加の、音楽家を支援する職人。クーイお嬢様illust/49740868
お祭りを楽しもうと単身突入した花の迷路。
自らの知識をもって制してみせると息巻いていたものの、あっさりと迷ってしまったそんな折。
ふと、迷路の中で腰を下ろしている彼女を見かけた。
「どうした、疲れているのか?疲れているときには甘いものが良いと聞いたな!よろしい、貴君に吾輩自作の菓子を進呈しよう!なに、吾輩は食事を必要としない種族ゆえ、気にせず食べると良い!」
(よかった…ひとだ。それにしても似たような景色ばかりで新鮮味もなく、腹が減った…。少しついていって情報を得られればマシにもなるが…)

「ま、迷子…?!まさか、この吾輩が迷子など!我が叡智をもってすればすぐに…。たまたま!同じ方向へ!行こうと思っているだけだ!HAHAHAHAHA!!!」
(なん、だと…彼女も迷っていたとは……。落ち着け、オチツケ。ひとりで考えるより二人で考えた方が効率がいい…はずだ。それに、見たところ彼女はとても若い。吾輩とは違う感性で物事を見ているなら、その感覚は吾輩にとって新鮮な情報になるはずだ。空腹さえナントカできればそのうち妙案が…)

すったもんだありつつも、ナントカ迷路を抜け出した。
その後も、祭りの期間中、彼女とは何かと出会う機会があった。
偶然か、あるいは、無意識にその姿を探していたからなのか。

「おぉ、見覚えのある背中と思えば貴君か!何をしているのだ?ふむ…変わった箱だな。おるごーる…?おぉ!動いた!音が鳴っている!!面白いな!!いやもちろん知っているぞ!(キラキラ)」
(現物を見たのは初めてだがな!)

「そうさ、吾輩は長生きなのだ!自分の寿命など考えたこともないが、そろそろ生誕300年のアニバーサリーイヤーを迎えるな!」
(きっと吾輩は彼女を見送ることになるのだろうか。…ああ、考えたこともなかったが、それは少し寂しい、な……)

あまりにも長い時間を、図書館の中で、独りで生きてきたからか。
誰かに対して特別な感情を抱くこともなかった。それでも特に不自由はしなかったから。
だけど彼女と出会い、彼女に対する想いに気づいた時、
初めてお祭りに参加したとき以上の胸の高鳴りを感じていた。
膨大な知識を持ちつつも、どこか閉塞していた自分の世界に色が付き、視界が開けていく。
世界はこんなにも美しく、誰かを想う気持ちはこんなにも尊い。

「クーイ!よかった、もう国へ帰ってしまったのかと思った。
貴君の創作活動の助けになればと思って、デコリュバンの機械関係の書籍を持ちだしてきた。
吾輩は菓子作りの方に飛びついてしまったが、貴君にはこちらの方が興味深いだろうと思ってな。

…んん?なにをしているのだ?あっちへ行けと言われるとむしろここにいたくなるものだが。
ほう…!吾輩のために歌を!クーイのオリジナルか!それは嬉しいな!
うんうん…ならば吾輩も今一度、クロスリージュへ移住しようか。
祭りが終わったら大陸はまた離れ離れ…それではせっかくの歌を聴くのが遅れてしまう。
なに、もう30年適当に過ごしたら戻るつもりではいたのだ。それが少し早くなっただけのこと。
さぁ、そうと決まれば移住の手続きだ!約半世紀ぶりの凱旋帰還である!!HAHAHA!!!」


(吾輩はあとどれだけ生きられるのだろうか。
彼女を置いていったりはしないだろうか。きちんと、彼女を見送れるだろうか…。
考えたこともなかったな、他者の命も、自分の命の期限、も…。
考えさせてくれて、ありがとう、クーイ…。残りの時間はすべて、君のために―――)


■種族設定(恐れ入りますが前期までのCSをご覧ください)

■ナニカ問題がございましたら、ご連絡をお願いします。
※背景にフリーの写真素材、アクセントに主催様より配布された写真素材をお借りしました。

最終更新日:2015/05/04

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2015-04-16 13:05:05 +0000