ただ一つの【illust/44307098】 5期も引き続きよろしくお願いします。
アイヴォリ=マリーニナ・レヴィオル・スリーズリエーヴル=マオルザルフ
衛の部隊/♀/12歳/148cm 1人称:アタシ 二人称:アンタ
◆ステータス(計:200)*母親が衛の部隊所属のためボーナスを利用しております。
Main戦力:105(86+6+13) / Sub生命力:24(23+1+0) / Sub運:71(61+3+7)
◆作品ID:49746948
◆家族
父:スーリール=M・L・C=マオルザルフ【illust/49184436】
「ちょっと近寄るんじゃないわよ!こっちに来るなって言ってるの!アタシに、気安く触るなぁ……!!カブリ(かみつく)」
母:アトリさん【illust/49235372】
「お腹が空いたわママ。今日の夕飯は肉にして。…にんじんもちゃんと食べるわよ。」
妹:シーシア=マオルザルフさん【illust/49659398】
「シス、あんなクソ親父なんかにどうして頼むのよ。手品ならアタシが教えてあげる。ほら、ついてらっしゃい。」
「いい?シスがアタシの妹だから分けてあげてるのよ。本当だったら誰にも渡さないんだから。」
◆土竜の一族
鉱石や原石が眠る山の地下で暮らしていた一族。長きにわたる暗い地下での生活により視覚は退化。個体の外観はほぼ視認出来ず、その瞳に映るのはぼやけた真っ暗な世界であったが、地上での生活・他種族との婚姻が暗闇で生きてきた彼らの子孫に再び光を与え始めた。「月下の民」、美しい光の線がのびる宝石を宿した「奏羽族」、手品に怪盗にと飛び跳ねる「スリーズリエーヴル」、そして「狐飼いウサギ」の血を受継ぐ少女は『運動』を取り戻し、愛しい者の顔の動き『表情』が彼女の世界に浮かび上がる。
しかしすべてをその眼で見渡すにはまだ足りない。あと一歩足りない。
その瞳に映るのは、何かが足りない色鮮やかな世界。
◆素敵なご縁を頂けました!(4/22)
✧火の部隊 黒楼さん【illust/49585689】
アタシだけに向けられる熱い視線。
アタシだけに囁かれる愛の言葉。
アンタの全部がアタシだけのもの。
ふんっ、そう考えるとなかなかいい気分じゃない。
「アンタのその全部に興味ないって顔がすごくムカツクのよ。アタシの前でそんな顔をすることは許さないわ。
今すぐどうにかしな…、無視してんじゃないわよ!本当にムカツクわねアンタ!ちょっとこっちを向きなさいってば!!」
「そうアンタはアタシに愛して欲しいの……――いいわ、アタシを愛せばアンタに愛を与えてあげる。
ただし永遠にアタシだけを見ていなさい。アタシだけに愛を囁き続けなさい。
それが出来ると誓えるのならご褒美にアンタを愛してあげてもいいわ。」
「愛してあげるとは言ったけど、アタシの愛を全部あげると言った覚えはないわ。
他の誰かを好きになろうが愛そうがアタシの勝手。でもアンタは絶対にダメよ。」
「アンタと一緒に死ぬなんて冗談じゃない。アンタが、アタシと一緒に死になさい。それ以外は認めないんだから。」
「足りない全然足りない。アンタの言う愛はこれっぽっち?
求めていた愛はこんなのもの?アタシの愛が欲しくないワケ?
だったらもっともっとアタシを愛しなさい。
他になんて目が行かなくなるくらいにアタシをアンタの愛で満たしなさい。
そうすればアタシが、アタシだけが黒楼を愛してあげる。」
*
「黒楼、喜びなさい。今からアンタにご褒美をあげるわ。
アンタが欲しがってただーいすきなアタシからのご褒美よ。――――北星 」
彼女の声に応えるように現れた白銀の狐は静かに彼との距離を縮める。
「これでも子供からアンタを奪うことに多少の罪悪感は感じてるのよ?
母親だけじゃなく父親も知らずに育つこの子達は本当に可哀想。
でもね、例えアタシの子供であろうとアンタは譲らない。
だってアンタはこの子達の父親である前にアタシのモノなんだもの。」
狐はゆっくりと彼の傍に歩み寄る。
獲物に気づかれないよう一歩一歩、確かに。
「だからアンタは死ぬのアタシと一緒に。今からアタシがアンタを殺してあげるの。
どう、嬉しいでしょ?この日をアンタはずっと、ずっっと待ち続けてたんだもんね。
そんないい子にはうーんと特別なご褒美を与えてあげなくちゃ。」
彼女は両の手で彼の頬を優しく包み込み、彼の眼に自分を映し出した。
そして、この日まで従順に愛を捧げ続けたご褒美を
彼が焦がれ続けた“終わり”を与えるために彼女はその言葉を口にする。
最初で最期の、彼女から彼への愛の言葉を口にする。
それが終わりの合図。
これが彼女の本音。
「黒楼、愛してるわ。」
満足気に笑う彼女の瞳に映るのは
幸せそうに微笑む愛しい愛しい彼の瞳に映った自分自身。
2015-04-09 07:10:24 +0000