「恋人? いえいえ、ただの保護者です」
「どっちがよ。先生はいつまでも私を子供扱いするんだから」
「当たり前だろ。こっちはお前が寝ションベンしてる時から世話してんだぞ」
「もう10年以上前でしょ! 人前で言わないでよ!バカ!」
「師匠にバカとは、生意気言うようになったじゃねぇか」
***************
今年もお世話になります。pixivファンタジアT【illust/49662235】。
第1章では琥珀はサイラルに、龍骨の方は戦場にいます。
第2章では、インターバルのこれ【illust/50623674】の流れがあって、離れて行動中です。
琥珀【illust/50694371】
龍骨【illust/50694791】
【手前】琥珀(女/人間/19歳/160cm)
一人称:私(感情が高ぶると『ボク』、少年のような口調になる)/二人称:あなた、呼び捨て、(目上の人には)~さん
医者見習いの少女。気が強く明るいしっかり者だが、本当は寂しがり屋で繊細な性格。
治癒魔術を扱えるが、その力のせいで幼い頃に住んでいた村が襲われ、己も目に傷を負った。
そのため親しい者が傷つことには人一倍敏感。ちなみに龍骨にはその時に拾われた。
「馬鹿にするなよ。確かに先生は女好きの助平だし、酒も賭博もやるし、不真面目だし、興味あること以外は非常識なくらい知らないし、あと本当助平だし助平だし…どうしよう、褒めるとこがない。け、けど腕は確かなんだ。本当だよ」
「大丈夫、誰だって強くなれるよ。私だって昔はとっても泣き虫でね、いっつも先生を困らさせてた。でも、守りたいものは自分で守らないといつか消えていっちゃうの。だから、強くなろうって決めた」
前述の通り治癒術も使えるが、本人はあくまで『医者見習い』と言っている。
また、棍も戦場で困らない程度には扱える。
「消えないんじゃなくて、消さないんだ。この傷はボクの誇りだからな、馬鹿にするなよ」
【奥】龍骨(男/元人間/外見年齢20代半ば(実年齢は4桁経過)/185cm)
一人称:俺/二人称:あんた、お前、呼び捨て
医者。
「え、医者になった理由? そんなの決まってるだろ。触診という大義名分を掲げて、女の子触り放だ「先生、いっぺん死んできます?」
色々あって半不死の身体になっている。怪我をしても時間さえかければ治癒還元する(ただし首を落とされる等、即死するようなものだとどうなるかわからない)。
不謹慎に見えるが、医者としての腕と意識は高い。…が、いかんせん普段の言動及び行動がちゃらんぽらん。
琥珀の師匠。槍も扱えるが、あくまで武人ではなく医者。
「良いから出せ。診てやるから」
「大した理由じゃない。医者になったのは誰かのためじゃない、しいて言うなら『俺のため』だ。周りがバッタバタ死んでいくのに嫌気がさした。あと俺は理由もなく死にたくなかった。何も崇高な理由なんてねぇよ」
琥珀の世界があまりにも狭いので、彼女の将来の可能性を摘んでいるのではないかと危惧している。今回の旅の目的は彼女の新しい師になってくれそうな者を探すためだったが、琥珀が強引に着いてきたので内心頭を抱えている。
二人ともこことは別の世界の住人。上述の理由で旅してた途中で、とばされたらしい。
当面の目的は、元いた世界に戻ること。
「親子でも兄弟でも、師弟でもない。私はあの人の隣に立ちたいの」
「あいつはもっと広い世界を見るべきだ。俺より上はごまんといるし、もっと別の道だってあるんじゃないか、と…そう思う」
キャプション随時編集中
2015-04-05 07:24:23 +0000