千尋「じゃ行ってくるね」
千秋「パパ どこいくの?いっちゃイヤ」
千尋「ごめんね、パパは行かなくちゃいけないところがあるんだ 帰ったら千秋の誕生日パーティをするからね!!千秋はいい子だから パパのいうこと聞けるだろう?」
千秋「うん!パパ、はやく かえってきてね」
千尋「パパはこれから強くなって帰ってくるからね いい子にしてるんだよ アルターエゴ・・・もし僕に何かあったら、お前が千秋を守るんだ 誰にも手が出せない、安全なところへね お前はお兄ちゃんだから できるよね!!」
アルターエゴ「う、うん!!わかったよ!!絶対に妹を守って見せるさ!!」
千秋「あのまま パパは帰ってこなかった・・・私はパパの帰りを絶対に待つと言ったけど お兄ちゃんは先に行ってパパとお兄ちゃんを待つように言われた・・でも 結局二人とも 来なかった そのまま 私は・・日向くんたちが来るまで・・独りぼっちだった そう・・・後になって知ったんだけど・・パパは強くなろうとしてたんだ 強い人に鍛えてもらうって でも・・・え?」
そこには違う未来が映っていた
大和田「ハッ!!・・・お、俺は何を!?」
千尋「もうー ひどいよぉ 大和田クン 頭がクリームまみれじゃないかぁー」
大和田「クリーム?・・これ、ダンベルじゃなくクケーキなのか!?」
千尋「もしかしてドッキリだったの?ひどいなぁー でも、僕を鍛えるために趣向を凝らしてくれたんだね ありがとう大和田クン!!僕、きっと強くなるからね!!」
大和田「お、おう・・・(つい頭に血がのぼっちまった・・これが本物だったら 今頃は・・)」
石丸「おう、兄弟!!この前の続きをしようじゃないか!!不二咲君も一緒か!!女性であろうとかまわないぞ!!一緒に汗を流し、兄妹分になろうではないか はっはっは!!俺も気合入れたからまけないぜぇー!!!兄弟!!」
大和田「お、おう・・!!まったく、俺もちっせえ男だぜ・・・危うくアニキの約束も破るところだった 俺もまだまだ修行が必要だな 一緒に強くなろうじゃねえか 兄弟たちよ!!」
千尋「おう!!」
千秋「・・・これは!!本当にパパたちが和解しあえた未来・・・もしかして、私とパパのために?私たちの事は忘れたと思ってた・・・」
千秋は誰かに語りかけていた
「俺は忘れはせん、ただ、俺にはやらなくちゃいけないことが多すぎるんだ 誕生日の日を過ぎたことは素直に詫びよう あんたの父がクロになる話も作った俺だが それは通らねばならん道だった わかってもらえるかどうかはわからんが・・俺からのせめてもの祝いさ 誕生日おめでとうよ」
千秋「それはまた考えるべき事だけど、でも、うれしい・・これから、みんなと一緒に共存できる未来を作れるんだね!?」
「それはわからん・・・だが、もしかしたら できるかもな」
2015-03-18 14:02:36 +0000