だん✦✦✦Felice Carnival✦✦✦【illust/47653936】
「この空は命の歴史なんだね」
「誰かのために僕ができること。それは命を星にして空に還すこと、だと思った。だから、僕の仕事は星葬」
父と母はこの祭りで出逢ったのだという―――。
母が座っていた椅子を眺めながら、そう話す父の目はとても優しかったのを覚えている。
父はひどく口が悪いが、とても優しい人だ。
それは母や父の友人たちの口癖でもあり、僕たちもそうだと思っている。
それを父に言うと少し不機嫌そうになるけれど、恥ずかしそうに目を逸らして口を歪ませた。
母はこの祭りが始まる前に死んでしまった。
とても悲しくて双りで泣いた。
母の亡骸を抱く父の指が白くなっていたのを覚えている。
星になり亡骸だけになった母を抱きしめたまま、父は天に導くような優しい祝詞を紡いだ。
母の亡骸はきらきらと綺麗な砂になり、天へと高く、高く、昇って消えていった。
それが初めてみた父の涙と星葬だった。
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✦クルサ・ミノールム＝エクラ((Cursa Q Eclat) 男/175cm/27/Sharlemat
星を食べる星喰いの父と瞳の中に満天を持つ星羊の母の間に生まれた星喰いの青年。
世話好きの父の影響と、純粋な母の影響で、心の優しい性格になる。
歌はあまり得意ではないが、魔法で作り出した星の光を音楽に合わせて光らせることができる。
双子の妹と「星葬(ほしはふり)」という葬儀屋を営んでいる。
父:ベルフ【illust/48483400】
「父さんはずっと独りで、命の歴史を観測していたの？ もしそうだとしたら、それはひどく辛い事だと思う。だから、僕は……ううん、僕たちは決めたよ。母さんの分まで、父さんの力になる」
母:エリーダニ【illust/48556479】
「母さんは空で輝いているんだよ。確かに寂しいと思ったことはあるけれど、父さんもメラクも、たくさんのお星さまがいるから…大丈夫だよ」
双子の妹:メラク【illust/49310977】
「目を閉じるとね、きみが傍にいるのがわかるんだよ。どんなに遠くても、死が僕たちを別っても、きみを傍に感じるよ。メラク、きみが星になる時は僕が導くから、僕が星になる時はきみが導いて」
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✦幼馴染 Sharlemat ヒルミくん【illust/49185797】
「その大きな翼があれば、天に還った星に逢えるかな」
「すごい！ すごいよヒルミ！ あっと今に宝石になってしまった…！ ヒルミは天才だ！」
「ヒルミ。僕たちは生まれた時からずっと一緒だ。命が燃え尽きたとしても星として輝き続ける限り、それは永遠に変わらないんだよ」
✦婚姻・既知関係について
国・種族・性別などは問いません。
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素敵なご縁がありますように。
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2015-03-16 09:01:59 +0000