「にっしっし、イタズラ成功!頭の寂しいお兄ちゃんに花咲かせたった~
はよお嫁さん見つけたらいいのにな~余計なお世話やな、あっはっは!」
「ほらほら子供ら寄っといでー!今から私がマジック見せたるよ!
チョコドリンク作ったるからそれ飲みながら見といてやー」
◆名前:ラヴェンナ=フォンテーヌ・ド・ショコラ(女/17歳/154cm)
◆所属:匠の部隊
◆ステータス
Main技巧:65【(父45+母17)+3】
Sub生命力:25【(父10+母13)+2】
Sub運:20【(父5+母10)+5】
(合計110ポイント)
◆id:49086736 末尾:6
◆スキル
・浮絵‐フロートアート‐:絵を描くことであらゆるものを生み出すことが出来る。
描いたものの耐久力や威力などは描いた人の画力に左右される。
父方のスキル、「ショコラップ」により、チョコで絵を描けるようになった。
・1、2、3!:マジックをとくとご覧あれ
・月と星の記憶:月と星が出る夜にかけるおまじない。
次の日の夜までに探し物が見つかる…かも。
・ショコラップ:指を鳴らせばチョコが沸き出て、かかとを鳴らせば床が板チョコになる。
子供に大人気。
・癒しの水晶:右腕で触れることによって、攻撃で受けた傷や苦痛を水晶に封じ込め
無かった事に出来るが、負担は大きい。
ただし、生死に関わる重症を治すことは不可能。
チョコを生み出す父とマジシャンの母の間に生まれた女性。
父と母の性質を受け継いでて、他人を喜ばせるのが大好き。
マジックを見に来る子供の為だったら水晶の恩恵も惜しみなく使う。
(本人曰く、おっきい大人は自分で治しや!)
右腕と額が水晶に蝕まれている。
時々隊の頭の寂しい人に花を咲かせて怒られては逃げている。
父:ブリュノ=フォンテーヌ・ド・ショコラ【illust/48582785】
「正直お父さんがいなくなって寂しい。寂しいけど、前向いて生きていかなあかん。
ちゃんと天国から見といてや?
そんでお母さんがいつか死んでもたらちゃんと迎えにき…って私が言わんでもダッシュで来るわな。
お母さんとお父さんラブラブやったもんなぁ。
お母さん、お父さんが死んだ時はがっくりしてたけど…私ら育てなあかんかったから、むっちゃ頑張ってたよ。
今は口うるさいおばさんになっとるわ~
けど時々お父さんの写真ぼーっと眺めてるから…ほんまお父さんの事好きやったんやな。」
母:グレーテル・フロートアート【illust/48511873】
「お母さん、これ何に見える?犬?猫?違うでーカバさんやで!!
なんやお母さん爆笑せんといてや!お母さんやって似たような絵描くやんーー!」
弟:テオドール=フォンテーヌ・ド・ショコラ【illust/49112786】
「テオ君テオ君こっちおいで〜…ああぁむっちゃ可愛いいい!
こんな可愛い子が私の弟だなんて、この世の奇跡やろ…?!
ぎゅ〜っと抱き締めて離せへんからなっ!」
従妹:スノーホワイト・ブロワ・フロートアート【illust/49019896】
「スノーちゃん、お姉ちゃんと一緒に絵描こう!
~~っっ!!やっぱりスノーちゃんは可愛いなぁ…!(抱
こんな可愛いのに…あんな偉そうな物言いの男のどこがいいんや~~!あ、ごめん、心の声が出とった…」
(わかっとうねん…スノーちゃん幸せそうやし、スノーちゃんが選んだ男やったら信頼出来るんやけど…
お姉ちゃん寂しい、ふえええええぇぇ)
もふもふごろごろな旦那様
ファルシオン・ガドラさん【illust/49028627】
ぴょこんと立ったお耳、ピンッと張ったヒゲ。
口元から長く伸びる牙、ゆらゆら揺れる尻尾。
太陽の光を浴びて、きらきら輝く毛並み。
ふと見かけた彼に、一瞬で心を奪われた。
でっかくてめーーっちゃ可愛い猫!!
あああかん、触りたいっ
「猫〜っ!めっちゃ可愛いー!どこから来たん?
うわわ喋った、けど可愛いっ」
不満の声が上がったけど構わずに撫でまくる。
ゴロゴロと喉の奥で響く音。
ふふ、弱点見ーつけ。
それから彼…ファルシオン・ガドラを見かけるたびに突撃するようになった。
ファンの毛を撫でるとするりと手が滑り、まるで絹を撫でているみたい。
光の反射で毛が輝き、身体からはお日様の香りがする。
口では一生懸命否定しているけど、ゴロゴロと心地よい音が聞こえてくるのを私の耳は逃さない。
「ん?爺?ファンは何歳なん?
…思ってたよりおっちゃんやったな…ふふ、なんや誤魔化しても無駄やでー!
ファンが気持ち良いとこここやろ?ここもや!あっはっは!」
たびたびファンの背中に乗せてもらっていた。
ファンが走ると凄い速さで周りの景色が後ろに駆けて行く。
速さの割に背中の揺れは少なく、振り落とされる事も全く無い。
ファンは凄いなぁ…また明日も私の事乗せてくれるかな…?
こんな穏やかな日々がずっと続くんだと思っていた。
人々は突然豹変していった。
マジックも見せ終わったし、帰ろうか、それともファンを探しに行こうかな?と考えていた時。
悲鳴や怒声が響き渡り、街は変わっていった。
自分がどこを走って逃げたか分からない。
災厄なんて無くなるはずがないのに。
さっきまで仲良く話してた人達の目が真っ黒になり、呪いの言葉を口にする。
能天気な私は、こんな事になるなんて、深く考えていなかった。
建物の路地裏に逃げ込み、そこで顔を伏せしゃがみ込む。
暫くするとファンの声が聞こえたような気がした。
ああ、きっとこれは夢だ、幻聴なんだ。
額にちくちくとヒゲが刺さった。
ふんふんとした鼻息と、冷たい鼻が私の意識をはっきりさせる。
ファンの姿はぼろぼろになっていた。
いつもの太陽みたいな毛並みはボサボサで、身体中も汚れて怪我を沢山している。
逃げようと言われた時、自分だけ逃げるわけにはいかん!と叫びそうになった。
けどファンはそんな姿になってまで私を迎えにきてくれた。
私を助けにきてくれた。
言葉を飲み込みファンの背に乗る。
大丈夫、きっと皆大丈夫。
景色がいつもより速く、光のように通り過ぎていった。
安全な場所に降り立ち、ファンの喉元を撫でるとゴロゴロ音が聞こえる。
あ、いつも通り。
どうしてかな、ファンの紡ぐ言葉が凄く嬉しい。
「私もファンが生きてて嬉しい。
えっと…私もファンを抱きしめてたいねん。走ってる時のかっこよさも、喉鳴らしてる可愛さも全部大好き!」
そのまま抱き着いたら、お日様の香りがふわっと立ち昇った。
大好きやで、ファン!
2015-03-04 08:30:23 +0000